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♥第47話
「あー、瑠璃がやっと透さんと結ばれて良かったわぁー。」
美和はいちごミルクを飲みながらベンチに座った。
「…ごめんね。」
「なんで謝るん?瑠璃は正しい選択をしてんで?」
「でも、…」
「うちらはちゃんと瑠璃の意思でしあわせになってほしいねん。」
美和はそう言うと扉の奥に言った。
「バレたか。」
「綾小路さん!」
綾小路さんは笑顔で話しかけてくれた。
「五月雨さん…いや、東雲さんだね。東雲さんがやっと幸せになれて良かったと思っているよ。」
「2人のおかげだよ。…僕だけじゃきっと今も逃げてた。」
そう…僕だけじゃ逃げてた。
けど、色んな人が僕を助けてくれて、僕を導いてくれた。
その人たちにはとても感謝している。
これから色んなことがあると思うけど、頑張ろうって思う。
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