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第125話 疑心暗鬼 ※
トイレに行って戻って来ただけなのに、とても疲れて、ハァハァと荒い息を吐く。部屋の前で息を整えてから、そっと中に入りベッドに戻った。
動いたからか目眩がして、僕は悠ちゃんに擦り寄って目を瞑る。大好きな悠ちゃんの匂いを嗅いでいると、だんだんと落ち着いてきた。
ふと、お腹に何かが当たる感触がして手を伸ばした。
僕の指先に、悠ちゃんの少し固くなったモノが触れる。それをそっと握り込むと、僕の後ろの孔が、キュンと震えた気がした。
ーー僕も変態でいやらしいのかな…。熱でしんどいのに、悠ちゃんのモノに触れたくて、堪らない…。
一瞬ためらったけど、僕は身体をズリズリと下に移動させると、悠ちゃんのズボンと下着をゆっくりとずらした。暗くて見えにくい中で、僕は、悠ちゃんの匂いにウットリとして、直に握りしめる。僕の熱い手よりも熱いモノに、腰の奥がズクンと跳ねた。
「ん…れい…、ん?…おまえ、何やってんの?」
目を覚ました悠ちゃんが、驚いて聞いてくる。
常夜灯の微かな灯りの下で、僕は、握りしめたモノをペロリと舐めた。
僕は、熱い息を吐いて悠ちゃんを見る。
「悠ちゃんの…大っきくなってる…。僕、舐めてもいい?」
「おまえ…、熱下がってねーじゃねぇか。まだ手も熱いし…。ふぅ…、してもいいけど、無茶すんなよ…」
「ん…っ、大丈夫…」
悠ちゃんの許可をもらって、大きく口を開ける。パクリと先端を口に含むと、舌先でチロチロと舐めた。
「…はぁっ、玲、こっちに尻向けて…」
「んぅ…ふぁ…っ、何するの…?」
喉に当たるまで深く咥え込んだモノを、一旦離して顔を上げる。
「いいから、ほら早く」
「…うん…」
僕は身体を起こすと、悠ちゃんをまたいで、顔の前にお尻を向ける。後ろが気になって、気もそぞろに舐めていると、いきなり、ズボンと下着を下ろされた。
「ひゃあっ?」
驚いた僕は、口を離して後ろを振り返った。
悠ちゃんが、僕の尻たぶを両手で掴んで、孔が見えるように広げている。僕が身を捩って逃げようとした瞬間、僕の後ろの孔に濡れた感触がした。
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