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第4話
一般的な集合住宅の前。そこでェ…ここ?と言う言葉を発した航介はラフな格好でマネ―ジャーに教えられた住所をスマホで再確認し始めた。
「…あってる…」
それから有賀の部屋の前に足を運びインタ―ホンを押した航介はほどなくしてハ~イ…と言う聞き覚えのある声にその顔を綻ばせた。
…有賀さん相変わらずいい声だすな…。
声フェチの航介は刹那、開いた玄関扉から顔を出した有賀におっおはようございますっと言い有賀の顔を綻ばせた。
「おはよう…」有賀はそう言うと室内に航介を招き入れた。
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