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第39話
ミカ&イザヤside
「アミー…見つけられたね。彼のこと」
「そうだな」
「イザヤ。お前は知っていたの?彼のこと」
「あぁ。忘れたことはないよ。友人だから…彼は純粋で可愛らしい子だった…魔界のために身を犠牲にしてた。何をされていたかまではあの頃の俺にはわからなかったけれど…でも…城であいつ意外で言葉を交わせる唯一の存在だった…あの子のひた向きさも知ってる…だから彼の思いがアミーへ届いて良かった…」
「後はイザヤが大切な人を見つける番だね」
「俺はまだいい。先は長いのだからそのうち現れればそれもまたいいのだろうけれどこの谷のものたちがいてくれるから必要性は感じない」
「イザヤらしいね」
「ミカ。そろそろ向こうへ戻る時間だろ?」
「うん。じゃあ。また遊びに来るね」
「またな」
…いつか…出会うのか?己の未来は見えないけれど…友達が幸せそうに笑っている。その顔を見るだけで俺は…
完
あとがき…
ここまでお付き合い頂きありがとうございました。
ハロウィンイベントきっかけで始まったこの作品です。迷走を繰り返したりもしましたが…なんとか完結させることができました。
ちなみにですが…気がついたかたもいらっしゃるかもしれませんがこれに出てくるアミーとミカの友人のイザヤは別作品【新月の夜に】にも出てます。
これより遥か先の話になります。また気が向いたら覗いていただければと思います。
また思い付いたときにその後の夏と晦日(リドル)の番外編なんか書ければとは思っていますが…一先ず終了と言うことで。
またお会いしましょうね。ではでは
麻美
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