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プロローグ

中学校生活最後の日…… 俺は玉砕覚悟で告白をした。もう心臓が喉まで来てる。足が震える。指先も冷たくなっちまった。ドキドキしすぎて俺、死ぬのかな? それくらい今の俺は立っているのもやっとだというのに、いまいち今の状況が掴めていなかった。 俺は、フラれたのか? どうなんだ? ── 「俺は……け、圭ちゃんの事がずっと好きだったんだ!」 キョトンとした顔をして、それからにっこり笑って圭ちゃんは俺に言った。 「おう! 俺もだよ! これからもよろしくな! ……あ、靖史いたいた、これからカラオケ行かね? ほら、陽介もボーっとしてないで早く行こうぜ」 そう言って圭ちゃんは後から現れた靖史の方へ走っていった。 え? ちょっと待って…… 圭ちゃん?

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