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第4話

「見ぃーつけた……もう、皆ったら__キッスのネムくんに手を出しちゃダメだよ?ニンゲンは__ニンゲン同士で盛っているのがちょうど良いんじゃないかな。ん~、大分トロトロになっちゃったね。まったくネムくんったら……油断出来やしない。さてと、キッスだけのネムくんに手を出した悪い子は誰?」 「_____んっ……あ……っ……もっと、もっと……ちょうだい……っ……」 どこからともなく相棒が現れた事さえ碌に気付かず、それどころかキッスの従順な犬であるサトウというニンゲンのせいで快楽に囚われてしまったオレは相棒が急に現れた事で刺激されてしまったのか__あろうことか、付き合いの長いキッスはともかくとして碌に馴れ合っていないニンゲン達が見ている目の前でオナニーに耽ってしまう。 けれど____、 「あっ……あんっ……イ、イクっ……イッちゃう……イッ……!?」 オナニーに夢中で絶頂する寸前にも関わらず__途徹もない怒りをあらわにして普段は真っ白な肌が浅黒く変化しているキッスの手がビクビクと激しく体を震わせているオレのペニスの根元をギュッと強く握ってそれを阻止したため思わず切なげな表情を浮かべて潤んだ瞳をキッスへと向けた。 「ダメッ……ここでシャセイするのは__お預けだよ……ネムくん?」 「ん……っ……そんなぁ……ひどい、ひどいよ……キッスの意地悪……っ……」 キッスはニンゲン界に堕とされたばかりの頃に二人だけで決めたルールの事柄(無闇やたらにマ力を使わない)を破って、今――オレをシャセイさせないようにしていると分かりきっているにも関わらず、オレはシャセイ出来ない悔しさと切なさにばかり囚われているため情けない声でキッスにすがる事しか出来ない。 「ん~……じゃあ、ネムくんが約束を守ってくれるなら__これから、ここじゃない何処かでシャセイさせてあげるよ?どう、それでもいい!?」 「う、うん……キッスの言う通りにするからぁ……だから……っ……キッスの手でシャセイさせて……っ___!!」 「ネムくんったら、可愛い。そうだなぁ__これからキッス以外のニンゲンの男を誘惑しない。キッスにしか体を触れさせない……キッスとだけしかエッチしない……どう、分かった?」 こく、こくと必死で頷いたオレは__キッスが現れた事により【従順な犬】と化したサトウを含めるニンゲン達をその場に放置したままキッスから強引に腕を引かれて、この時間は誰もいない旧校舎の空き教室へと連れて行かれるのだった。 その後、強引に連れて来られた旧校舎でキッスから散々体を弄ばれたのは__言うまでもない。

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