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戻れない

ぼくは放課後の帰り道を友達と一緒に帰っていた。 「美波(みなみ)じゃあな~」 「うん!己咲(みさき)もまた明日ね」 ぼくは友達の己咲と別れて家へと急ぐ。 ぼくがおじさんにゴミ捨て場に捨てられてから数年が経った。 ゴミ捨て場で発見されたぼくは、すぐに病院へと運ばれて治療を受けながら事情聴取を受けた。 しかし、ぼくがおじさんの事を“気持ち悪い”とか“身体が大きい”と感覚的にしか覚えて居なかった事。 ゴミ捨て場に放置される前にお風呂に入れられ体液などの証拠が全て洗い流されていて採取できなかったせいもあって、おじさんが逮捕される事はなかった。 当時、同じような事件が続いていてぼくはおじさんの家で見た写真の子達がニュース映像に出てくる度に発狂した様に暴れた。 何処から聞き付けたのか被害者の筈のぼくの家にも連日マスコミが押し掛けた。 そんなぼくを気遣って両親が環境を変える為に、父さんの単身赴任先へ引っ越して新たな生活を始めぼくもだいぶん落ち着いた。 ~♪ 「母さんからLINEだ…なになに…卵を買ってきて」 ぼくはメッセージを読むと直ぐに文字を打ち込んで返信する。 「了解っと!」 スマホを制服のポケットへ戻すとスーパーの方へ足を進める。 おじさんにボロボロにされた心と身体を治療するのには凄く時間がかかったが、今は名前も変えて何の問題もなく高校に通うことができている。 おじさんと同じ少し小肥りの男の人を見ると今でも恐怖で身体が震えるのだが、同時に下半身が勝手に反応してしまう。 当然友達はそんな事を知らないので、長期に渡って入院していたぼくを病弱な奴だと思っているみたいだ。 「よし!卵OK」 スーパーで会計を終わらせて、レジ袋に入った卵を揺らして今度こそ帰路に付くために足早にスーパーを後にする。 「ただいま~!!」 家に帰ると、家の中がシーンとしている。 母さんから連絡があったのに家の中も電気が消えているし、人の気配がしない。 「あれ?母さん?いないのー?」 玄関で靴を脱いで家の中を進むが、まったく返事が帰って来ない。 玄関から色々な部屋を覗いてみるが何処にも母さんの姿がみえない。 不思議に思いつつ家の奥に進むが、なんだか空気が重くなった気がする。 「かーさーん?」 一番奥の部屋をそぉっと覗く。 「うっ!!」 後頭部に鈍い痛みを感じてへたりこむ。 床に落とした卵がぐしゃっという音を立てて割れる。 後ろを振り向こうとするが、痛みに目の前がブラックアウトした。 倒れる直前、先程別れたはずの己咲の声でごめんと聞こえた気がした。 + 「んぶっ、んぶっ」 じゅぽっじゅぽっという音と、苦しそうな声で目が覚める。 ズキリと頭が痛み、ぼくはそこを押さえつつ起きあがった。 「ひっ!!」 顔にバツ印のある子供の写真が大量に貼ってある部屋に、おじさんの所に居た時の事が一気にフラッシュバックしてきた。 生臭い精液の臭い、おじさんの汗や口臭。 それらが一気に溢れてきて、身動きがとれなくなる。 「おはよう湊くん…あぁ…今は美波くんだったかな」 「ひっ!!お、おじ…さ、ん」 聞き覚えのある声に身体の震えが大きくなる。 歯もガチガチと音を立て、なるべく身体を縮こまらせる様にした。 「そう。おじさんだよ…もういいぞ」 「んげっ!」 「ひぃ!!」 おじさんの股ぐらで無理矢理頭を動かさせられていた人物の頭を掴んで、おじさんがこちらに放り投げた。 ドサリと倒れた人物の顔にぼくは目を大きく見開いた。 「己咲!!」 俺は急いで己咲の側に駆け寄り抱き上げる。 「ゲホッゲホッ…美波ごめっ」 「己咲」 己咲は咳き込んでぼくに謝ってくる。 ぼくは何の事か分からず困惑していると、おじさんがゆっくりと近づいてきた。 ぼくは恐怖を押さえつつ己咲を抱き締める。 「己咲…湊くんにも分かるように見せてあげなさい」 「は…い」 ぼくの腕を押し退け立ち上がった己咲はおじさんの言葉に躊躇なくしゅるしゅると服を脱いでいく。 ぼくは目を反らすこともできずにそれに釘付けになる。 「み、みさき!なんで…」 「ふふふ。可愛いでしょ?」 服を全て脱ぎ去った己咲の身体にぼくは絶句する。 それは、ぼくがおじさんにされた事と同じ痕跡があったからだ。 陸上部で綺麗に焼けた肌に似つかわしくない程乳首も下半身も突起という突起は全て肥大化させられていた。 しかも乳首にはリングタイプのピアスをしている。 「湊くんの時位から小さい子をうちに連れてくるのがなかなか大変になっちゃって、合法的にペットを飼うことにしたんだ」 「そんな…」 「己咲は業者に頼んで施設から引き取ったんだけど、その時からおじさんの肉便器なんだよな?」 おじさんに手を引かれ抱き寄せられる己咲におじさんはそのままキスをする。 「んふっ、んっ」 くちゅくちゅと舌を絡ませ合う音に合わせておじさんが己咲の乳首を弾いているのが見える。 己咲はそれに身体をビクビクと身体を震わせていた。 「ぷあっ」 「何処にも帰る場所がない己咲はいい肉便器になったよ。ずっと家に居たら不審に思われちゃうから学校にも行かせてみたんだけど、それがかえって良かったんだよな?」 「あ、やだ…ケツアナだめ!!イクッッッ」 おじさんがにこにこと話している間にも己咲のお尻の孔に入った器具を動かし己咲を追い込んでいく。 己咲の出したものが床にパタパタっと落ちる。 「はぁ、はぁ」 「己咲はおじさんの肉便器してる癖に女の子にモテるんだよね?こんなケツアナに玩具入れて授業や部活してるのにねぇ?」 「あぁぁ」 己咲は学校では人気者で、陸上部のエースをしている。 洋服の下では色々な器具を取り付けられて学校に来ていたのだ。 ぐぼっぐぼっと抜き差しされる玩具に身悶える己咲はおじさんのなすがままだ。 「おじさん本当は小さい子が好きだったんだけど、己咲を立派な肉便器に育てたら愛着わいちゃって」 「や、みないで…おなかのなか…みないでぇ」 器具を引き抜いておじさんが己咲の中が見えるように左右に開いた。 己咲は涙を浮かべているが、ぼくは己咲から目が離せなかった。 「それでね、たまにお昼から己咲を使うのに学校早退させるの面倒だからもう1つ欲しいなって思ってたら、湊くん見つけたんだ」 「うぅ…ごめん湊っ…」 遂に己咲からは嗚咽が漏れだす。 それでもおじさんは己咲の身体を玩具にすることをやめない。 己咲がよく早退するのはそういう理由だったのかと考える冷静な自分が居た。 「湊くんが元気になってくれておじさん嬉しいよ。おっきくなった湊くんでも、これから己咲と一緒に毎日使ってあげるからね」 「え…」 己咲を嬲りながらぼくの目の前に座るおじさんの顔が近付いてきたのに顔が反らせない。 そのままキスされ舌を絡ませられるのに抵抗できない。 いや、抵抗する気持ちが完全に失われてした。 「あ、お母さんは寝てもらってるだけだら大丈夫だよ?」 にっこり笑うおじさんにやはりぼくは震えるだけしかできなかった。 その後は、己咲と一緒に何度もおじさんに犯され気が付いた時には朝だった。 「あっ、うぅ」 「ほらおうちだよ」 自分の家に戻って来ると、リビングのソファーで母さんが寝ていた。 近くには昨日買ってきた卵の潰れたものが落ちていて、おじさんのいう通り眠らされているだけのようで胸が上下に動いていることに安堵する。 父さんは今度は海外に赴任となってしまったので家には居ない。 「置き手紙書いたら、おじさん達のおうちに帰ろうね」 「んひっ!!」 ぼくはおじさんに腰を抱かれ、密着した状態で足を触られている。 出掛ける時にまた昔の様にミニスカートにブラウスの格好にさせられ、今お尻の中では大人の玩具がヴィンヴィンと振動していた。 「湊くんお部屋どうなってるのかなぁ?」 ぼくの部屋に入った所で、興奮したおじさんにベットで犯された。 いつ母さんが起きてくるか分からないのに、いつも自分が生活している部屋で滅茶苦茶に犯されている事実はとても信じられなかった。 「ほら書いて?探さないでください」 「あんっ、あっ」 「喘いでないで、早く書かないとお母さんの薬切れちゃうよ」 その後は勉強机に手を付いて犯されながら震える手で手紙を書かさせられた。 「はぁ…んっ、はぁ」 「湊くんこれからおじさんの肉便器の2号になるんだから家ではお洋服要らないけど、出掛ける時に困るから少し持っていこうね。ミニスカートも可愛いけど、悪目立ちはダメだからね」 ぼくが息を整えていると、謎の持論を展開しつつおじさんがてきぱきと荷物を鞄に詰めていく。 仕度を終えたおじさんは、リビングに戻ってきてぼくを母さんの寝ているソファの背もたれに手をつかせる。 「さぁ、お母さんにお別れの挨拶しようね」 「うそ…」 ぼくの背中に張り付いたおじさんは予告もなくまたぼくに入ってきて無遠慮に腰を動かす。 バチュンバチュンと肌がぶつかる音が部屋に響いて居る。 「んっ、んんっ」 「湊くんの感じてる声、お母さんに聞かせてあげればいいのに」 「ひう!!」 なんとか母さんが起きない様に声を我慢しているのに、おじさんはわざと腰を大きく揺らして音を立てている。 耳元に息を吹き掛けられ、執拗に乳首を攻め立てられながら犯されてぼくは限界だった。 「イケ!母親の前でケツイキしてみろ!!」 「ん゛お゛お゛お゛お゛」 獣の様な声を上げて逝ったぼくの弱いところを全て弄りながらおじさんもぼくの中に熱いものを吐き出した。 ぼくの出したものはコンドームに受け止められ床に落ちる事はなかった。 「ふふふ。お母さん起きなくて良かったね」 「ふはっ、うんぃぃぃ」 「余韻で逝ってる?」 「はいぃぃ」 まだ少し揺すられながらその余韻で逝ってる事をおじさんにからかわれる。 そのままリビングの机の上に先程書かさせられた置き手紙を置いて家を後にする。 今度はもう逃げられない。 あの悪夢は終わっていなかったんだ。 「おうちにかえったら、またおじさんとあ・そ・ぼ・う」 ぼくも己咲も、もう絶対に降りられない電車に乗っていたのだ。 無理矢理乗せられた電車の切符は片道分だけで、もう帰れない。 これからぼくはずっとこの降りられない電車に乗り続けなければならないのだ。 END

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