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第19話

「……っ」 アキラは無言でみずきに近づく… 「ア、アキラ!?」 顔を上げ…不意に視線をあわす… 涙で潤んだ綺麗な深緑の瞳… ドキっとして動けない。 アキラは突然みずきの手を握る。 「アキラッ!?」 慌てて飛び退くみずき。 アキラの触れたバショが熱く波打つ…心臓の鼓動が早まる。 「触れたいんだろ…キスしたいんだろ…オレと、SEXしたいんだろ…すれば…」 呟きながら…髪ゴムを解き… さらさらの髪を軽く解いて… 服の前ボタンを自ら外し素肌を晒して… みずきの首筋に優しく触れる。 「ッ…アキ、ラ!」 みずきはかなり動揺するが… 身体はアキラを求めて熱くなっていく… 「…っ」 瀬戸際で理性と戦うみずきだが… 久しぶりに触れたアキラの体温を感じ… ドクン、ドクンと… 鼓動の高鳴りを抑えきれない。 望んでいた、我慢していたこと… みずきの身体を熱いものがかけていく… 気付けばみずきはアキラをキツく抱きしめていた。 強く抱き寄せ、深くキスして…、アキラを欲して…、理性が警告しても… 抑えることの出来ない熱に… 身体が勝手にアキラを抱こうと動く… 「アキラッ…アキラ…」 愛しい人の名を呼んで… ソファへアキラを押し倒してしまう。 勢いのまま…アキラの身体に触れキスを落とし…愛撫する。 みずきの激しい行動にまったく抵抗しないアキラ。 されるがまま… 服を脱がされる。 みずきもシャツを脱ぎ捨て、抱きしめ素肌と素肌を触れ合わせる。 お互いの鼓動の高鳴りが伝わる。 「ん、ァ…はァ、ぁっ、」 前を促され漏れる声… そのアキラの嬌声にも心は高鳴り増長される。 「愛してるっ、アキラッ」 狂おしい感情… 伝えたくて…繰り返す… みずきの心を素で感じ… どうしようもなく苦しくなる。 こんな自分が…愛される資格なんかない… 純粋なみずきの心が痛くて… みずきの顔を見ることが出来ない… 瞳を重ねるのが恐い…

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