そんなアキラの、内側からの熱い疼きを感じながら… 「…アキラ、」 みずきは息をついて… 優しく囁き… 結合を持続したまま、アキラの背へ身体を覆い被せるように、華奢な身体を柔らかく抱きしめる。 「っん…」 熱い体温を感じ… その動きにぴくっと反応するアキラ。 「アキラ…こっちを向いてほしい…」 後ろから優しく頼むよう囁く。 「っ…やだ、」 激しい息づかいを飲み込みながら… ふるふると首を振って嫌がる。 「どうして？」 「…顔、見られたくない…」 みずきの体温と結合部の疼きを無視できないアキラだが… 必死に答える。 「…俺は見たいし、見てほしい…」 今抱いているのは、まぎれもなく自分だという事を… 「見たく…な、んっぁァ…」 アキラの言葉に重ね… 熱をもつアキラの前へ包み込むよう指を触れさせ摩擦を加え促す。 「もっと…俺を、感じてほしい…俺だけを…」 切なる願い… 他に目移りする暇なんか与えたくない… 溢れるほどの想いを身体全部で表現する。 「んァ、ふぁ…ンっ」 快感にあらがえず漏れる声… 中のみずきが息を吹き返しているのがリアルに伝わってきて… たまらず腰をもじつかせてしまう。 「まだ…足りない？」 俺が居るのに他の男と寝るアキラ… 俺のセックスじゃ満足していないのか？ 色々考えたけれど… 今は目の前のアキラの艶やかな身体を見て本能の疼きを… 抑えることが出来そうにない… 「俺は…足りない、アキラが欲しかった…ずっと抱きたかった…」 みずきが再び腰を前後にゆっくり揺らし始める。 「んっ、んぁ、ゃ…ァっ」 片腕でアキラを支え、さらに前を扱きながら快感を伝えていく… アキラは伝えられる刺激を受け… 射精までもう一歩と言うトコロまでいくが… 寸前でみずきは扱く手を引き、後ろからも抜き去ってしまう… 「ァっ…は、ッみ、ずき…っ」 いきそうなのに… いけなくて… ねだるように口走るアキラ… 「やっと…名前、呼んでくれた…こっちへ向いて…アキラが満足するまで、ちゃんと出来るから…」 「んっ…」 優しく囁かれ欲に負けたアキラそっと振り向く… 途端みずきは熱く何度か口づけをし…アキラの肩を抱くように正面を向かせる。 「…ごめん、アキラ…」 瞳が重なる… 涙の溜まった深緑の瞳をみて、いたたまれなくなり謝ってしまう。