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第33話
「…は、アキラ…大丈夫か?」
みずきは麻痺したアキラを気遣い、急いで抜こうとするが…
「ん、待って、抜かないで…」
「いや、でも足が…っ」
今も太ももが麻痺して硬くなり、挿入中のみずきをビクビクとさらに締め付けている。
入り口を硬く…内側を柔らかい肉壁にびくびくっと躍動するように締められ…その感覚はなんとも言えない快感が走る。
「っ、」
その刺激を受け続けていると…
否応なしに胎内で大きくなるみずきの中心…
それを感じながら…みずきが離れないよう抱きつこうとするアキラ。
「ッ…ハァ、大丈夫…だから」
両下肢の痛みを堪えながら…
キスを求める…
「…アキラ、」
優しく口づけし…
困惑するみずきだが…
「んっ…は、はッ」
「…アキラ、やめよう…身体が…」
痛みのため眉間にしわを寄せ息遣い荒いアキラ…その表情を見つめ心配して言うが…
「んん、嫌、…ダメ、すぐ治るから…このまま待って…ッ」
首を振って頑なに拒否する。
「…なら、アキラ、足、摩るよ…」
アキラの願いに困りながら…
麻痺を早く治すため、浅く挿入したまま…
そっと囁いて、硬く麻痺する両下肢を上から優しくマッサージするみずき…
「…アッ!痛ッ!く、…んッ!」
マッサージの始めは激痛が走る…
アキラは顔を横に背け、腕で顔を隠しながらシーツを握りしめ、声を殺して、痛みに耐える。
両下肢の激しい痛みに意識せず涙が零れ落ちる。
「ッ…ん、凄いッ、はぁ…」
歯を食いしばり痛みに耐えるアキラを見ると心は辛く感じるが…
アキラがビクっと反応した瞬間…挿入しているソコをさらに締め付けられ…ゾクゾクとなんとも言えない快感が駆け巡る…
意識とは別のところで…抑えられない熱が暴走しそうになる…
「…ッ、んっ」
衝動をなんとか堪えながら、マッサージを続けるみずき。
「ッ…あ、はぁ…みず、き…ッきもち、いい…」
みずきのマッサージで、しばらくすると両下肢の麻痺がとける。
アキラは硬く曲がっていた膝を伸ばし、痛みから解放され…大きく息をつく…
「…アキラ、平気か?」
ソコの締め付けも緩み、余裕がでる…
とりあえずアキラが心配なみずき。
「ん…ありがと、っ、はぁ…はぁっ」
楽になり、荒い呼吸の合間にぽつりと囁く…
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