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第68話
「うん、今日来るから…その時にでも…」
アキラの前では大人で優しい装いのフミヒコだから、何の不信感も持たず頷く…
「ありがとう…彼はいつ頃くる予定なんだ?」
アキラを抱き寄せながら不意に聞く…
「仕事終わってからだから、5時半過ぎには来ると思う」
「…あと一時間ほどか…なら出来るね、」
フミヒコはそう囁くと、アキラをそっと押し倒す。
「えっ、ちょっと…待ッ」
アキラは驚いてフミヒコの肩を押すが…
「大丈夫…」
フミヒコは構わずアキラへキスを仕掛けていく…
「んっ!…ふ、」
同時にズボンの中に指を進め…
アキラの前に直接触れ、巧みに促していく…
「んっ…ァ、や…フミヒコ、さ…」
ようやく深く入り込んできていたフミヒコの舌がいったん引き、アキラは息をつきながら呼ぶ…
「彼には分からないようにするから…サクヤ…」
さらっと囁き…
さらに深く口づけを仕掛けてくるフミヒコ…
抵抗しようとするアキラをテクニックで服従させてしまう。
「んっ、ァ…や、」
とめどなく性器をいじられ…ビクンと身体が反応を返してしまう。
アキラの下にはいているものをズリ降ろし、隠し持っていたローションを指に絡ませ…
後ろの入口を攻めはじめる。
クチュクチュとアナを解いていき、巧みに前立腺を内側から刺激し続けて…
「っん、は、ぁ…ァ、待っ…ァッ」
急速に興奮状態にされ…
意識がついていかないアキラ。
「…急ぐけど、すまないね…サクヤ」
静かに囁いてキスを落とし…
フミヒコは自分のズボンの前を開け、熱く猛ったそれを表に出す。
そして慣れた手つきでコンドームを自分のそこへ取りつける。
次の瞬間…
フミヒコはアキラのナカへ塊をズブリと挿入させる。
「…ァ、や…んぅ、あァ!」
その胎内に侵入する欲望にゾクゾク身体が反応して痺れる感覚が走り、息を詰め、アキラはフミヒコにすがりながらブルっと身体を震わせる…
「サクヤ…とても綺麗だ…」
妖艶に喘ぐその表情を見つめ…
アキラの前を片手で扱きながら、フミヒコは腰を前後に動かしはじめる。
「んっ、ぁ、ァっふ…」
息を付く間も与えられないほど身体を激しく揺さぶられ続け…
呼吸が乱れ…痺れるような痛みと快感に流されてしまう。
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