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第168話

「ハァ…動きたい?みずき」 瞳をあわせ… 息をつくように色めいた声でささやくアキラ… 「…アキラ、」 頷くみずき… ビクビクと、鼓動とともに締め付けの快感は感じるが… そこへ摩擦を加えたい欲が湧き上がる… 「…まって、」 アキラも息をつきながらみずきにいう。 「…あぁ、」 その衝動をぐっと抑えて…頷くみずき… 「…綺麗…みて、月…」 「…そう、だな…」 鼓動が伝わるたびに性感帯が刺激され、みずきは…月どころではないのだが…外へ目を向ける。 「ふふ…」 不意に笑うアキラ。 「アキラ…?」 その微笑みさえ神経を伝わるようにダイレクトにみずきを刺激する… 「…このまま、うごかなかったら、のぼせて、萎えるかな…」 みずきに寄り添い…そんなことをいうアキラ… 「……、」 苦笑いし、首をふるみずき… 「みずきの…鼓動、オレのナカで…すごく、わかる…」 どくんどくん。とみずきの塊が震えている… アキラも呼吸は上がっていて、息をつきながら話す姿がまた色っぽくて… 「っ…アキラもだよ、」 みずきはたまらずアキラの唇を奪い… 「んっ…ッ!」 一度だけ腰を動かす… アキラは急な動きに、ぴくっと身体を震わすが…口を塞がれていたので声は抑えれた… 「…みずき、」 息をつき、名前を呼ぶアキラ… 「ごめ、ん…」 すぐ謝るみずきだが…摩擦を得て震えるような快感が駆けて… 身体はさらなる摩擦を求めて熱く疼く… 「…もう、待てない?」 「……、」 みずきは余裕がなくて、アキラの言葉に、ちょっとだけツラそうな表情を見せてしまう…

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