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第170話

快感を味わい…お互いその体勢で息をつく… 「アキラ…?」 射精後のアキラからの締めつけが落ち着いて… アキラを見つめていたみずきがそっと身体を寄せると… 「んっ…ゆっくり、抜いて…」 アキラはぴくっと身体を震わせ伝える。 そんな様子にもドキっとしてしまうが… みずきは優しくアキラから抜いていく… 「んっ…ハァ、」 アキラは繋がりが解けるとみずきの胸に寄り掛かり息をつき瞳を閉じる。 「アキラ!?のぼせてないか?平気か?」 慌てて心配する… 「ふ、ヘイキ、眠くなっただけ…寝ていい?」 瞳を閉じたまま…そうささやくアキラ。 「えっ、いや、ここではダメだ、あがらないと風邪ひくから…」 焦りながらも真面目にかえすみずき… 「ふふっ…わかってる」 アキラはくすくす笑って湯からあがろうとする… すかさず手をさしのべる。 「さんきゅ…みずき…」 「いや…歩けるか?」 「ん、大丈夫…」 頷いてみずきと瞳をあわせる… その視線もドキドキしてしまうみずきだが、アキラをエスコートし、脱衣所で身体を拭いて、お互い浴衣を着用する。 「眠たいか?」 風呂上がりに一杯のお茶をアキラに飲ませながら、みずきはその間に軽く風呂を掃除して…戻り、気遣うよう聞く。 「うん、」 目をこすり、眠そうに頷いている。 「じゃ休もう…」 優しく微笑んで、アキラを布団に横にする。 当然布団は二組敷いてあるが… やはり一緒に寝たいみずき… しかし、一緒に寝たら狭くなるからアキラは嫌がるかな…と固まっていると… 「こっちきて、」 なんだか見透かしたように微笑んでアキラはみずきを呼ぶ… 「あぁ…ありがとう」 なんだか嬉しくてお礼を言ってしまう… 「礼いうコトかよ」 アキラは笑ってつっこむ。 そして、みずきが横にくると身体を寄せて瞳を閉じる。 そんな姿がたまらなく愛しい… 「おやすみ、アキラ…」 その人を抱き寄せ、そっと囁く… 「ん、おやすみ…」 瞳を閉じたまま囁き、安心したように眠るアキラ… こうして、幸せな…はじめての旅行の夜はふけていくのだった…。 《温泉へいこう!《旅館の夜》一日目終了》 次章《旅行2日目》へ。 〜〜〜〜〜〜〜 ここまで読んでいただいてありがとうございます(*^^*) 皆様の応援が更新を頑張る気力にかなり影響しますので、サボり始めたら叱咤してやってください(^^;; こんなヘボ小説をお気に入り、リアクションしてくださってありがとうございます(*^^*) これからもアキラたちの物語を紡いで行きたいのでお付き合いいただけると嬉しいです(*^^*) 悠希乃諒。

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