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第206話
「金があれば…」
しかし、週に6万も…
現状では、どんなに切り詰めても週に1万捻出するので精一杯だ…
6万…そんな金…俺には…
「いや…」
食費などを削って…1万はなんとかなるなら…
あと5万を、稼げばいい…
コンビニの仕事の合間に…日払いの仕事を入れて…
一週間後、6万用意できれば…
金を持って、アキラに…
男と寝るのをやめてもらうように…言える…。
そう思うと同時に身体が動いていた…
日雇いのバイトを探し、以前働いたことのある場所へも連絡し、日払いの仕事をコンビニの仕事の合間に入れていく…
「日払いで…はい、ありがとうございます…お願いします」
今日から一週間…殆ど休みなく仕事を入れたみずき…
朝からコンビニの仕事、食事はコンビニで返品廃棄処分になるものを分けてもらい食べ、帰宅前に夕刊の配達に行き、帰宅してシャワー、そのまま夜のコンビニの仕事。その後深夜の土木工事のバイトを行い、早朝の新聞配達の仕事をして朝6時から1時間ほど睡眠…
そしてまたコンビニの仕事…
そんなハードな一週間を過ごすみずき…
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