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標準語×関西弁

標準語くん→悠 関西弁くん→康太 * 頭…フワフワする...。 今日は確か、 3人分の業務1日で終わらせて、 酒買うて帰ってきて、 悠と飲んで、風呂…入ったっけ? 何かがサワサワと胸の先を擦る。 擦るっていうか、摘んで指先を動かしとる感じ? 「ん…んぅ、ハッ..」 こそばい。身体をよじろうとするけどなんか重うて動けん。なんやこれ。そう思うとる隙に服の中に手が入ってきた。きゅむっと乳首が摘まれる 「あぅッ、んぁう、ゅ、ゆう?」 俺にこんなことするん悠しかおらへん。眠たい目ぇ擦って開けてみると、案の定悠が俺にのしかかっとった。 『あーらら、バレちゃったか。』 さも残念みたいなカオしとるけど、なーんも残念そうやないし、てか起こす気満々やったやろコイツ。 「おま、何しとんの。俺残業明けで疲れてんねん起こすなや。」 『えー、やだぁ。最近構ってくれないから俺かなしー。』 「んぁっ、吸うなボケぇ!」 ちゅっと小さな音を立てて悠が俺の乳首に吸い付く。しかも唇だけやなくて、舌と歯の先を使ってくるからちょっとピリッとする。 『康太って若干痛いくらいが好きだよね。』 「じゃかぁしい。寝かせろ言うてんねん。」 胸元にある悠の頭を押しのけようとすると、股間を手のひらで押しつぶされた。まぁ、そんな強い力ちゃうかってんけんど... 「はぅあ?!ちょ、やめぇやソレ!」 『えー?聞こえないなー。それになんかおっきくなってるしー、こっちもコリコリんなってきたしー』 とかいいながら俺の乳首の先を爪先で弾く。下半身をまさぐりながら。 「んぁ?!あ、アホぅ!生理現象やっ!ええからもう今日は堪忍して?明日も早いねんて。」 『やだ。3回はする。』 「はぁ?!お前アホちゃうん。明日俺早い言うてるやん!?どうせお前も明日収録やろ?!知ってんねんで!来期主人公の声あてんねやろ!ニュースに出とったわ、喉潰したらあかんからもう寝ぇや!」 『康太... 俺のこと調べちゃうくらい好きでいてくれたの!?わー、嬉しい。嬉しい嬉しい嬉しい!ふふ、じゃあ、今日はいっぱいサービスしてあげる♡』 こいつ俺の話聞いとったんやろか...。もうここまで来たらこいつは俺の話聞かんやろーなぁ。 ...諦めよう。 「はぁ、もうええわ。んでも、3回は無理や1回にしとき。」 『えぇ〜2回!』 「1回。」 『お願い!マグロでいいから!』 「それは俺がおもんないわ。1回と口でやな。」 『っぐ、ぅー...わかった。』 犬耳としっぽが見える。しゅーんてしとる。なんやろうなぁこういう時に可愛いのってずるいと思うわ。 悠が俺の上で上着を脱ぐ。帰ってきた時と同じTシャツや。俺もおんなし感じのTシャツやったし、風呂入ったんかなー。腹に力を入れて起き上がってみる。その途端に あらぬところに感じる違和感。 「おい、悠。」 『なにー?俺はまだ何もしてないよー?』 「嘘こけぇ!お前後ろいじったやろ!なんかいつもより汗かいとる思たらコンのてんめぇ!」 『いやいやいやいやいやいや。冤罪ハンターイ!俺、康太が風呂はいった後台所とリビング片付けて、風呂場で康太が吐いてたモノ片付けて自分もお風呂入って、今!なんにもしてない!アレじゃないの?自分でいじったんじゃないの、欲しくてたまらなぁいって』 ガクガクと悠を揺さぶっていた動きを止める。 悠は嘘をつかん。というか、嘘は演技になるから表情が変わる。そういうの見たところ嘘やないらしい。 『んでも、下の準備が出来てるってことは、俺の楽しみがなくなったってことかぁ、あーあ残念。』 これも嘘やない。いや、そこは嘘であって欲しかったわ。 起き上がった俺を悠は再び押し倒し、布団をはぐってくる。よう見たらおれTシャツにパンツやってんな。寒いわ。 『鳥肌立ってる。寒い?』 「ふっつーに寒い。布団かけ直して。」 『だーめ。』 とかいいながら太股を指先で辿られる。 こそばい。タダでさえたった鳥肌がさらに強調されるような感覚に体が跳ねた。 「ふァ!?ちょ、それいやや。」 『なんで?康太の、おっきくなったよ?』 さらに内腿を指先が走る。ちょっとあったかい感触がさわりさわりと肌を弄んでくる。こそばい中にゾワゾワが混じり始める。 「や、も、イヤやぁッ。」 反射的に足が引き付けられるんやけど、悠はその間に体を割入れて俺の腰をホールドする。太股で悠のウエストあたりを挟む体制や。嫌な予感しせぇへん。 『ゾワってしちゃう?』 Tシャツがまくりあげられて、腰のちょっと上あたりをまぁるく手のひらで撫でられる。その感触は焦れったくて、ちょっと高めの悠の声が腰と背筋に響く。 「あ、ぅ、するっ。ぞわぁって。」 中心に熱が溜まっていくのをまざまざと実感させられた。大きくなる程度だったソレが芯を持ってパンツを押し上げ始める。あかん。ちょっと痛い。 俺のが勃っとるって絶対わかってんのに康太はソコには触れない。 「ひぁ、んんぅ、あ…いっ?!」 柔らかい手つきで太ももやら背中やら脇腹やらを執拗に手のひらでなでてくる。たまぁに指の先でつままれるのが刺激になってビクッと体が跳ねる。 『どうしたの、康太。何が言いたそうな目して。』 わざとや。もうこれ完全に故意やんな。俺に言わせに来とるよな。絶対言わへんわ。 『こうたー?』 「んっ、ぁ、言わへん。んむ。」 唇が重なる。甘い酒のにおいが口の中に広がったような気がして、頭がポーッとなった。 そのせいで唇が緩む。まるでそれを待っとったかのようにスルッと悠の舌が入ってきた。 口ではなんとも形容しがたい..いや、しとうない濡れた音が口元から聞こえる。これもわざと。仕事でこういうの使うんやから、わざわざここで使わんでええやん。どこの女性向け耳攻めCDやねん。 まあ、嫌いじゃないけど Dキスしながらも悠の手は止まらん。乳首をかすめたり周りを指先でまぁるく撫でたり。ケツの表面撫でたり隙間から指入れてきたり。 ...流石に我慢の限界じゃぁああ!! 「ゆぅ、んむ、ハフ…ゆぅっ!」 『ん、ぅ、ん?なに、どした?』 「も、アカン。触ってぇ。それ、サワサワもういややぁ。」 あー、恥ずかしい。恥ずかしさが一周まわってどーでもようなってくるくらいに恥ずかしい。悠の口角がニヤぁっと上がる。俺は知っとるぞ。 『どこを?ちゃんと言ってくんないと俺わかんないなぁ。』 お前は絶対最後まで言わせるって。

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