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シェイクのリズムに恋の音色を奏でて29
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背中に鏡の冷たさを感じているのに、下半身の熱がふたたび溜められていく。
「ううっ、はぁっ……いっ石崎さ、んっ」
名前を呼びながら「やめてください」と言いたいのに、与えられる気持ちよさがその言葉を見事にとめた。
カタチの変わった僕のを石崎さんが咥えて、上下にゆっくり動きながら、僕を感じさせていく。全部咥えられたときに強く吸われた衝撃で、体が何度もビクついてしまった。
こんなところは感じないと思っていた乳首を軽く抓られるだけで、変な声が出そうになる。
「ぅあ、ああっ……ンっ!」
そして出したくないのに、さっきから変な声が出てしまう。しかも浴室なので妙に響いてしまうせいで、恥ずかしくて堪らない。
「聖哉、イってもいいぞ。かなり我慢してるだろ?」
「やっ……だ、だってこのままだ、と口の中……にぃっ!」
先端が感じるように、わざと息をかけながら喋られるせいで、我慢の限界が見えてしまった。
「俺の口の中でイって。感じてほしいんだ」
そう言うなり、いきなりストロークをあげて動きはじめる。
「ああぁっ、そんな、にっ、も、あ……イくっ!」
石崎さんの頭を掴んで腰を前後させながら、思いきり達してしまった。
(すご……こんなに感じさせられたの、はじめてかも――)
根こそぎイったせいか体が痺れて、すぐに動けそうにない。そんな僕を見上げた石崎さんは、なんでもないように口の中のモノを飲み込んだ。
「ちょっ!」
「聖哉が俺のテクで感じた証を、飲まなくてどうする」
「だってそんなの、美味しくないだろうし……」
モジモジしながら、両手で前を隠す。今さら感が拭えないけど、見つめられるよりはマシだろう。
「好きな男が出したモノは美味いって」
石崎さんは立ち上がると、なぜか僕の体を回転させて、鏡に向かわせた。鏡に映る石崎さんと目が合う。
「今度は俺をイカせて?」
「えっ!?」
「両足をぎゅっと閉じてくれたらいい。素股でイくからさ」
石崎さんの両手が僕の太ももに触れると、セリフ通りに閉じさせられた。そして硬いモノが股の間に突っ込まれる。
(――うわぁぁぁぁぁぁぁ、すごいことになってしまった!)
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