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第19話

「スッキリさっぱり!!どっぽちんありがとー」 夕方オレは出勤で、ジャケットだけは脱いでベッドで横たわる独歩を見下ろした。 「……日々仕事で疲れている身体に、よくも遠慮なく女性扱いしてくれなた、一二三……」 「てへっ。どっぽちん、めんごりーん」 オレは未だ裸で寝ていた独歩の枕元に、替えの衣服とペットボトルの水を置いた。 「ねー、どっぽー。……また思い出したら今日みたいことしちゃうかも?したら、どっぽはどうする」 また独歩とエッチがしたい。 ただの口実だ。 本当は好きだから、愛してるから、独歩とエッチがしたい。 そう言えないオレは弱い。 「……受け止める」 期待した答えが彼から返ってきた。 その答えを聞いてオレは苦笑いしか出来なかった。 「仕事だろ。行けよ一二三」 「ハイハーイ。どっぽちーん、オレっちは今日も生活のために頑張って来るよー」 俺は部屋を出たところで、ジャケットを着た。

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