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第40話

「どっぽが穢れた!!」 「俺がどんなに汚れた社畜根性なのか理解してるだろ」 「取引先とエッチしてまで契約取りたいって感じたの、会社とか成績の為ってホントにどっぽちんは社畜だとは、オレっちも思うけど……」 一二三はまだ全裸でシャワーも浴びていない俺をベッドの上で抱き締めた。 「でもそれって、どっぽ自身が『自分の価値』を知らないからだよね?ある意味放っておけなくて、カワイイってオレは思うワケ」 「……俺は29のオッサンだ。ムサイし陰気だし可愛いくはないだろう」 「オレっちもどっぽと同じ年!!その同じ年のオレっちがホストやれてんだよ?29ってまだまだイケるっしょ」 一二三は昔から前向きで明るい馬鹿な奴だ。 何故俺とここまで隣にいるのか分からなかった。 その奴は今笑っているが、真面目そうな目付きに変わった。 「独歩はさ、可愛いよ。あんまり笑ってくれないけど、たまに見せる笑顔って年より遥かにあどけないし。それに憂い顔の独歩の表情は艶やかで色っぽくて、オレは毎日独歩がいてくれるから護りたくなる。お世話もしちゃうし、手も出すし……悪酔いしてくれるのが楽しみだったよ」 一二三の手が腰に回っていき、引き寄せられた。 「今も独歩が裸だから、正直普通にしてらんないし……」 そう白状した一二三の部屋着の股間を見ると、膨らんでいた。 「あまり今触られたくない」 「オレはいつでも独歩に触りたい。それに触られたいって思う」 俺は一二三の部屋着のズボンをずらしたら、元気よくぺニスが顔を出した。 「オレっちは触らないから、どっぽ自分で挿入れてみない?」 「おっ俺は!!……昼間からしたいわけじゃなぃ?」 こんな俺の全裸で反応するお前もおかしいけど、反応して反り立った一二三のぺニスを見て反応してきてる俺もおかしい。 「どっぽー、エッチしよ?」 「お前、今日も仕事あるだろ。……疲れるぞ?」 「だからどっぽが頑張ってよ。オレっちはどっぽの下からチンコ突くだけ、どっぽが腰振る」 そう言うと、すでに俺の腰を持ち上げられていた。 「オレはこれから安い愛を売る仕事前。その前にオレが一番好きな独歩を深く愛させてくんない?」 なんて誘い方だろう。 スーツを着る前に、一二三は俺が欲しかった『愛をくれる』と言っている。 俺が欲しかった『一二三の愛』が目の前にある。 「……他の奴に抱かれた俺なんかに、お前の愛なんて貰う資格なんて」 「オレの真実の愛は独歩にしか渡したくなーい!!」 一二三は俺の腰を片手で持ち上げると、もう片手で自分のぺニスを俺のアナルの真下に固定してから腰を持ち上げていた片手を放した。 すると一二三のぺニスは簡単に俺のアナルの中への挿入っていった。 「あぁンぅっ!!」 「んーーっ締まる。どっぽちんのお尻はサイコー!!」 一二三はこれから仕事だ、疲れさせるにはいかない。 いつも早朝送り出してくれる一二三を、俺が気持ちよく送り出す番が今日だ。 俺は慣れない腰つきで、新宿最強ホストに奉仕をした。 「もう言ってるけど、オレは独歩を一番愛したいから」 『あの表情』で一二三は気持ち良さそうに俺のアナルの中で果てた。 瞬間の快感で、俺も倒れ込みながら一二三の上で果てた。 やっぱり、お前じゃなきゃ愛せない。 お前の愛じゃなきゃ、いらない。 俺は改めてそう思ったんだ、一二三。 愛という感情は、まさに独占欲とよく似ている思った。 俺は一二三の愛を独占したい。 続く (ここから先は同人誌『親友異常恋人以上』へ続く)

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