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第2話

「……なっ!」  怒りのあまり言葉につまった。  失礼にもほどがある。  確かに、チビで、かわいいとよく言われる。  それを気にしているのを、一番知っているはずなのに……。  そもそもゲームの話をしていたのに、なんで急に俺が女みたいって話になってるんだ?  俺が先にあのゲームをやるのが、そんなに悔しいのか? 「お前なんて、絶交だっ!」  俺はわなわなと声を震わせて、逃げるように走り去った。  悔しくて瞼に涙が浮かんでくる。

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