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第1話

「別れよう。お前飽きたし。今は可愛い彼女いるから。」 付き合っていた彼氏にフラれた。 しかも既に彼女がいるということは前からつくっていたんだろう。 もう、いいや。 「…わかった。幸せにね。」 俺はそのまま飲んでいたメロンソーダを飲みほして、出ていった。 「…れーちゃん、またフラれたの?」 バーの店長である堀井 大輝 通称だいちゃん はメロンソーダをいれながら話しかける。 「…俺のどこがいけなかったのかな。やっぱり、重いやつは嫌なんだろうし、それにあいつ バイだったし!」 既にカクテルを三杯も飲んでいるため酔っぱらっている。 だいちゃんはメロンソーダを俺に出すと、すぐにお店に入ってきた人に目を向ける。 「あら、蒼汰くん。久しぶりね。」 だいちゃんは入ってきた客に話しかけている。 「あぁ…、久しぶりに来たなぁ。」 その客は俺の隣に座った。 「君、どうしたの?」 「蒼汰くん、新たなナンパね。この子れーちゃんっていうんだけれど、今日彼氏にフラレちゃってね。」 「そうなんだ?…じゃあ俺にも勝ち目があるかなぁ。」 「えっ…?あの…。」 そうたさんは俺の顔を見て指を絡めてくる。 よくみると、そうたさんはとても顔が整っていてカッコよかった。 「俺、結構重いですよ?…それに。」 「ハハッ…俺は ちゃあんとゲイだよ?」 まるで、捕らえるように俺を見つめてくる。 「そういうことは、ここでしないでちょうだい。それに、れーちゃんに無理矢理しちゃダメだからね‼」 俺はそうたさんに手をひかれ、ホテルみたいなマンションに連れていかれた。 「ねぇ…シテもいい?」 「…忘れさせてくれるの?…」 「うん。俺のことしか考えられないくらいに。」 そのまま、そうたさんと熱いキスをした。

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