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甘い罠3

「今日はどうやってマツバを食べようか?この前みたいにイかせまくるのも楽しかったけど、ずいきで責めるのも捨てがたいな。それともまだしたことのない事をしてみようか?」 卑猥な提案を次々と耳元で囁かれて、マツバの身体は徐々に熱を帯びてゆく。 その間も太腿の際どい部分を揉みしだかれて、マツバはたまらずに甘いため息を吐いた。 「さすがに効果が早いな」 蕩けた表情のマツバの顔をくいと持ち上げて西園寺がフフ、と笑う。 効果…一体何の事だろうと考えているとそのまま唇を奪われた。 口づけが深くなるほどに上昇していく肉体を卑猥な手つきでなぞられて、マツバは思わず腰をくねらせてしまう。 ツ…と糸を引きながら唇を離すと、西園寺が妖しい笑みを浮かべてきた。 「マツバ、いい事を教えてあげよう。さっき君が食べたチョコレートにはね、催淫効果のある成分が含まれているんだよ」 西園寺の腕の中でマツバの瞳が大きく見開かれる。 「催淫…?」 「所謂媚薬さ」 媚薬……話には聞いた事はあったが、自分がそんなものの餌食になるとは思っていなかったマツバは戸惑った。 媚薬を取り込むと、身体が熱くなって自分の意思とは関係なく、快楽に夢中になってしまう。 確かそんな効果だっただろうか。 そんな淫猥な効果のあるチョコレートをマツバは全て食べてしまったのだ。 意識をすると腰の奥が熱くなり、身体が火照ってくるような気がする。 「今日も可愛がってあげるよ」 帯がしゅるりと解かれ、細い裸体が露にされる。 欲情を孕んだ眼差しに射抜かれてマツバはごくりと唾をのんだ。 「ん……っ……ん…ん」 マツバは前を寛げた男の股ぐらの間にによつん這いになって、男らしい筋の通った逞しい肉棒を舐めしゃぶっていた。 口の中に収めるには長大なものを舌や唇を使って扱き、裏筋や蜜の滲む先端まで丁寧に愛撫する。 マツバはあまり口淫が得意ではない。 他の男娼の味を知っている客からはよく、下手くそだのもっと舌を使えだのと言われて落ち込むのだったが、この西園寺という男だけは違った。 張り出した傘を口に含み、ちゅぷちゅぷと吸いついていると、西園寺がクツクツと笑う。 「相変わらず拙いな。けれどこの拙なさがたまらない」 そう言うと、陰茎を必死に咥えるマツバの表情を熱い眼差しで見つめてきた。 下手くそだけどそれがいいなんて変り者だなと思うが、西園寺に褒められるのはとても嬉しい。 男らしい昂りを夢中になって愛撫していると、口の中でその質量がぐっと増した。 先端から溢れる雄特有の先走りの味を舌の上で転がしていると、マツバの陰茎も自然と硬くそそり勃つ。 媚薬のせいなのか、いつもより感じる速度が早い。 足の間で勃起したものからは、先程から涎のような愛液がひっきり無しに垂れ、敷き布をしっとりと濡らしていた。

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