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溺れる

仰向けの状態で脚を開いてアキのものを待つ アキは棚に手を伸ばすと一番上の引き出しから0.02と書かれた、所謂コンドームというものを取り出す 「あ…………それ………………」 「ん、前回はしてなかったけど今日からしような」 「うん……それ、実物はじめて見たかも……」 「本当?よく見てて、こうやって着けるんだぜ」 アキの持っていたコンドームに興味が湧き一度体を起こしてアキの手元をじっと見つめる いつの間にかまた硬く勃起した太く長いそれに、アキが慣れた手つきでコンドームを被せていく 中学の頃に男子だけの保健の授業で使うようにと教わった記憶はあるが、実物を見るのははじめてだ もっと安直でエグいものかと思っていたが、至ってノーマルで可愛らしいパッケージに内心驚いている 「よし、完成」 「わ……こんな風になるんだ………」 「わはは、急に触るなって」 ぴったりとコンドームが装着されたアキのものをじっと見つめ、つい好奇心から指先でちょこんとそれの先端に触れてみる つるつるとした感触と、先端のぷくっとなった感触 そのどれもが新鮮で、俺はまるで性に興味津々の子供のようだ 「はい、そろそろ触るのおしまいな」 「んっ……………」 「そろそろ入れてもいいか?」 「んっんっ…………」 つるつるとした質感の服を着たアキのものにちょんちょんと触っているとそれをアキに止められ、ごろんと再びベッドに押し倒される 冷たいシーツがTシャツ越しに背中にくっ付き、ひんやりと俺の体を包み込む そしてアキの確認にコクコクと頷き了承すると、アキのそれがゆっくりと俺の中へと押し進んでくる 「んぁ、ぁああ…っあ、いっ……ぁっ」 「きつくないか?」 「んッ…へー、きっ……んっ、ぁっ…ン」 「翔、唇噛んじゃだめだぜ」 「んんっ………ん、んぅ……ッ」 分厚い肉を押し割りながら、指3本よりもずっと太いアキのものが俺の中へと入ってくる 前回ほどではないが小さな痛みと衝撃に無意識に唇を噛み締めてしまい、それに気付いたアキが俺に優しくキスを落として力を抜かせる はいっ、てるっ……… 少し痛いけど、前よりは大丈夫っぽい………っ 「翔、奥まで入った……っ」 「ん、んっ………おなか、くるし………っ」 「ありがとな、痛いの我慢してくれて」 「んんっ……いたく、ない…………っ」 奥の壁にとんっとアキのものが触れる感覚 アキはそこで一度動きを止め、Tシャツの下に手を潜り込ませて俺のお腹や腰のあたりを優しく撫でる お礼を言ってくるアキに向かって首を横に振ると、ふふ、と穏やかに微笑んで今度は頬に手を当てて柔らかく触れるだけのキスをくれる 「翔の中、とろとろで気持ちい」 「んっ………うごいて、っ……とんとんってして…っ」 「ん、痛かったら言ってな?」 「んっ………」 俺の穴がアキの形に馴染むまで待っている様子のアキを急かすと、アキの腰がゆるゆると揺れ出す すでに痛みはほとんどなくなっていて、揺すられる度に小さな快感が俺の中に生まれる 「んっ、あッ………あっあっ、ん……っ」 「翔、大丈夫そうか?」 「んっんっ……!ぅ、あっ……ア、んッ……」 「ゆっくりするから、ちゃんと息してな?」 そう言ってアキは優しくとんとんっと俺の中を突く 激しく擦られるような感覚も記憶に新しいが、こんな俺を大切にしてくれる幸せなピストンも心地が良い ぎゅっと瞑った目をゆっくりと開けると、目の前にはゆっくりと腰を動かしながら微笑む俺の恋人の姿 俺が見つめていることに気付くと少し照れたように眉をひそめ、そして頬をこしょこしょと撫でてくれる ああ、好きだ アキのことが好き こんなに俺を想ってくれるアキが、好き 優しい優しいアキのセックス 俺のことを最大限大切に扱ってくれる、俺のためのアキのセックス だけど今日は、アキのためのセックスだ だからもっと、気持ちよくなってほしい 俺で気持ちよくなって、癒されてほしいよ 「あきっ……もっとぱんぱんって、していいよ……っ?」 「っ………もう、またそんなこと言って」 「おれが……っ、きもちよく、して、あげる……っ」 「ん、ありがとな」 アキの腕にちょこんと触れ、そう言った 少し上から目線なお嬢様みたいな言い方になってしまったけど、これが今の俺の精神状態では精一杯で アキは少し唇を噛み締めると、今度はふっと優しく微笑む そして少しずつ腰の動きを速めて俺のお尻に腰を強めにぶつけ始める 「あっ、ん…んっ、ッ……ぅあ、は、ンンっ」 「翔……すげえ可愛い、好き」 「んんッ………ん、あっ、あっあっあっ…!」 「はっ……………やべぇ……っ」 パンッパンッと少しずつ腰を打ち付ける速度が増す 広い部屋には肌のぶつかる音と俺の嬌声、それにアキの色気に満ちた吐息が広がっている 部屋中いやらしい空気と匂いに包まれて、口の中もアキのキスの味がする 五感全てをアキで埋め尽くされた俺の脳みそは、一気に大量の脳内麻薬を分泌されたように快感に溺れ出す 「あっ、ひぁっ……ん、んっ……ぅあっ」 「翔、気持ちいいか?」 「ん、んっ……きもちっ……きもちぃ……っ!」 「よかった、じゃあもっと気持ちよくなって」 「ひぁああっ…!」 アキの言葉に頷いたその瞬間、俺の中のイイところをアキのものがぐりっと刺激した 思いもよらぬ不意打ちの快感に、俺は思わず腰を反らしてシーツをぎゅっと掴む そのままパンパンッと何度もそのイイところを突かれ、いよいよ理性の糸が全部千切れてしまいそうだ このままじゃ俺、溺れちゃう…………っっ!

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