688 / 876
第688話 R18
「っも、もう、誉君······お願いだから、いれて」
「まだそんなに解せてない」
「もういいからぁっ、意地悪、しないで······」
溢れてくる涙。誉君が目尻にキスをして、涙を拭う。
「わかった」
「ん、早く」
誉君が挿れやすいように、恥ずかしいけど自分で足を開いてじっと待つ。
下着を脱いでゴムをつける誉君のそれは、もう硬く大きくなっていて、それが今から中に入るんだと思うとドキドキする。
思わず手を伸ばして、それに触れると「こら」と言って怒られた。
「お前があんまり煽るから、俺だって我慢するのに必死なんだぞ。」
「え······が、我慢、しなくていいんだよ······?」
「するよ。傷付けたくないから」
そう言って俺を抱きしめた誉君。
その間にピトっと、後孔にペニスが宛てがわれ、深呼吸をして力を抜く。
「ぁ、ほまれ、くん」
「っ、やっぱり、まだちょっときついな」
少し抵抗感がある。それと違和感が。
誉君は俺が痛くないか確認しながら動いてくれて、太い部分が中に入ると動きが止まる。
「ん、はぁ、は······」
「泰介、奥まで入っていい?全部いれていいか?」
「い、いい、いいよ、きて」
誉君の背中に回した手に力を入れて、より強く抱きしめる。
誉君はちゅっと、触れるだけのキスをしてまた腰を動かす。
「っあ、あ、っ!ゃ、すご、い······ぅ、深い、ぁ、あぁっ、あ、あ!」
ゆっくりと中に入ってきたそれは、遂にそれ以上は入らないと固く閉ざされた奥に触れた。
でも誉君はまだ奥に入りたいみたいで、そこを先端でコツコツと突く。
「あっ、あ、っやぁ、それ以上は、無理、だから······っ、ぁ!」
「大丈夫、ほら、柔らかくなってきた」
「ん、んぅぅっ!だめ、だめぇ······あっ、あぁ!」
誉君の背中に爪を立てて、気持ちよさでおかしくなりそうなのを我慢する。
「は、ひっ、ひぁ、だめ、入っちゃう、あぁっ、ぁ、や、んぁ、ああ!」
「うん、上手だ。大丈夫だから、そのまま力抜いて」
「ぁ······っあ、あ、あ゛っ!?」
コツコツと優しく動いていたそれが、急に強くなって、ゴチュンと硬いそこに一気に嵌った。
書籍の購入
ともだちにシェアしよう!