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第689話 R18
目の前にチカチカと火花が散る。
背中と首を反らし、上手く息ができなくてそのまま動けない。
「ぁ······あ······っ?」
お腹の上がビュッビュッとペニスから溢れる液体で濡れる。
「泰介、動かないから、息はしろ」
「っ、ひっ、は、はぁっ」
涙が溢れて止まらない。
お腹を撫でられて、ゆっくりと息を吐いた。
「んっ、ぅ、あぁ······こ、ここまで、入ってる······っ」
「······」
中に入っている誉君のそれが、また大きくなった気がした。
「動くぞ」
「ん······、っひ!ぃ、あ、あっあ!」
抜けて、また入ってくる。
何も考えられない。気持ちよすぎて辛い。
「あぁっ、た、たすけ、ぁ、いや、怖い······っいや、誉君っ!」
「気持ちよくない?怖いの?大丈夫?」
「んぅぅっ!ぁ、い、く······いく、イクッ!」
ビクビク体が跳ねて、中を締め付ける。
誉君はそれでも構わず律動して、頭の中が真っ白になった。
「ひゃぁぁっ!ぃ、いま、イッたのっ、ぁ、あや、んっ、ぐ、うぅっ!」
「っぐ」
誉君の動きが止まって、緩く律動したかと思うと、中にペニスが入ったまま隣に寝転んで俺を後ろから抱きしめた。
「ぁ、誉君······あの、あの······抜いて、ほしい······俺、感じ過ぎちゃって、辛いの」
「まだするよ」
「え······っ!ま、まって、それならちょっと、休憩させて」
「うん。どうせゴム替えるしな」
「ぁ、う······っ」
ペニスが抜けて、ゴムを外した誉君は、やっぱり俺を抱きしめて隣に寝転ぶ。
「体楽になったら教えて。それまで待つから」
「ぅ······あ、ありがとう」
お腹を撫でられ、ゾクゾクする。
誉君と一緒にいるだけで心臓はうるさくて、触られるといつだって嬉しい。体はまだしばらく楽にはならないと思う。
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