788 / 876

甘いひととき

「……ん」 「起きた?体辛くない?」 声を掛けられて、漸く目を開ける。 悠介の手が頬に触れて、優しくキスをされた。 「大丈夫?」 「……大丈夫」 「お風呂まだだから、もう少ししたら一緒に入ろうね。」 確かに、体が少しぺたぺたする気がする。 シーツもあちこちが色んな液体で汚れたまま。 「ごめん、あの……潮……」 「可愛かったよ。それだけ拭いておいた。やっぱりもうお風呂入る?準備は出来てるよ」 「入る」 そう言うとすぐに抱っこされてお風呂場に連れて行かれた。 髪と体を洗われて、ついでに頭のマッサージまでしてくれる。 「あー……気持ちいい……」 「よかった。腰痛くない?お風呂出たら腰もマッサージしようね」 「ん……ありがとう……」 そっと頭を撫でられて気持ちよさに目を閉じる。 「あ、ダメだよ。寝ちゃダメ。」 「うん……わかってる……」 「こら。キスしちゃうよ」 「ふふっ……してええよ。」 「……さっきの逆だね。やっぱり寝てもいいよ。いっぱいキスしておくからね」 そんな言い合いをして二人で笑って、幸せな時間を過ごした。 甘いひととき 了

書籍の購入

ともだちにシェアしよう!