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第1352話*

 強すぎる刺激に意識が霞みかけているところに、兄が甘く囁いてくる。 「それにお前、腰も細くてスタイル抜群だし。キュッと引き締まった小さいお尻なんか、もろ好み。言い方は変だけど、本当に男殺しの肉体をしてると思う」 「な、んだそれ……あっ!」 「だからほら……何もしなくてもこっちをそそってくるってこと。快感を高めれば高めるほどエロくなっていくから、私もどんどん加虐心が増してくるんだよね……」 「あっ……!」  唐突に欲望を引っこ抜かれ、キッチンの床に仰向けに押し倒される。  間髪入れずに両脚を抱え上げられ、そのまま体重をかけてのしかかられた。 「やっ……あぅン! ふぅ……ッ」  ずぶずぶと最奥まで太いものを捩じ込まれる。  上から押さえつけられているのでほとんど身動きできず、アクセルは兄の下でただ悶えることしかできなかった。  快感に震えながらぴくぴく身体を痙攣させ、兄にやられるがまま犯され続ける。 「う、う……んっ……! く……」 「ああもう、可愛いなぁ……。可愛すぎていつも際限なくなっちゃう。もっといっぱいいじめて、可愛がってあげたくなる……」 「ああっ!」  思いっきり腰を動かされ、がくんと顎が跳ね上がった。  パン、パンと欲望をぶつけられ、感じるところをこれでもかと抉られ、腹の底をゴリゴリ突き上げられる。柔らかく溶けた粘膜が兄に纏わりつき、ちゅうちゅう吸い付いて奥へと誘っていた。  既に限界まで追い込まれているのに身体の芯は懲りずにキュンキュン疼き、「早く遺伝子をください」と兄を求めている……。 「んっ、んっ……うぅ、ん……ふ……っ」 「ああ、いい……。お前の中、最高に気持ちいい……幸せ……」 「はう……んっ! あっ、あっ……あぁん……」 「……ほら、お前も感じるでしょう? お前の中に私がいて、どくんどくんって脈打ってるの。こうしてお互いの脈動が溶けていく感じ……お前と一緒になっていく気がして、すごく好きなんだ……」 「……!」

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