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第1460話*
「だ、だからそんな……あっ!」
くりくりと指先で胸の突起を弄られ、びくんと身体が震える。危うく先端から少し漏らしそうになった。
「ふ、ふ……んっ、く……はう……!」
まだ乳首しか刺激されていないのに、いつもより過敏に反応している気がする。
股間にもあっという間に熱が溜まり、排泄感が高まってぞくぞくしてきた。絶頂の波がすぐそこまで迫っているのを感じる。
「っ、く……」
さすがにこんな序盤から達するわけにはいかないので、アクセルは片手で自分の股間を握り、もう片方の手を口元に当てて声を抑えた。
イきたいのはやまやまだが、開始一〇分でイっていたら一晩で何回イくかわかったものじゃない。派手に達するのは気持ちいいが、同時に体力も削られて辛くなる。
途中でへばらないためにも、なるべく体力は残しておきたかった。
「んっ、んっ……ん、ふ……」
胸の刺激に耐えていると、兄がすす……と手を滑らせて鎖骨を撫でてきた。
上から身体全体を観察し、「ふぅん……」と熱い溜息を漏らす。
「なんか今日のお前、いつもより色っぽく見えるね。何か特別なことした?」
「し、してないよ……! 兄上の気のせいだ……」
「そう? それにしては、随分イイ感じに仕上がってるけど。ほら、こっちももうびしょびしょになっちゃってるし」
「あ……っ!」
下着の中に手を入れられ、欲望を直接握り込まれてしまう。
大きく膨れ上がったそこは兄の手の中でどくんどくんと脈打ち、鈴口からとろとろと先走りの粘液を溢れさせている。
兄に触られたことでより一層興奮も増し、いつ弾けてもおかしくないくらい昂っていた。
「あっ、あ……! だめ……だめぇ……!」
「だめじゃないよ。お前、とってもいい反応してる。せっかくだから一度イっちゃえば?」
「だめなんだって……! こんなところでイったら……!」
体力が保たなくなる……と言いたかったのだが、兄は何を勘違いしたのか、納得したように頷いて下着に手をかけてきた。
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