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第1574話*

 後ろから腰をがっちり固定され、尻を割られて隠されていた窄まりに再び先端を押し付けられる。 「あ、待っ……! だめ、兄上……今は……あああっ!」  ずぶ……と欲望を突き立てられ、一気に奥までねじ込まれた。  今イったばかりなのに挿入だけでまた軽くイきそうになり、アクセルは背中を震わせながら射精を堪えた。 「んっ、あっ! あっ、あっ、あぁん!」  兄に両腕を取られ、手綱のように後ろで掴まれつつ、何度も腰を突き上げられる。  バックから突かれると、正面からやられるのとはまた違った角度で当たり、めまいがするほどの快感が湧いてくるのだ。  先程達したせいか身体の中も一層敏感になり、幾度となく絶頂感に襲われて腰ごとがくりと崩れてしまう。 「んうぅぅ……ッ! んう、ふ……く……」 「……ふふ、また軽くイっちゃったかな? 今も昔も、敏感なところは変わってないんだね。私のやること全てに反応してくれて、本当に愉しいし嬉しいよ」 「あッ……! ああ、だめ……また……!」  びくん、と大きく身体が痙攣し、目の裏にチカチカ火花が飛び散る。  中の粘膜も身に余る快感に熱く溶け出し、突かれる度にいやらしい水音を立てていた。  後孔の隙間からとろりと体液が漏れ、それが太ももを伝って滴り落ちていくのがより卑猥に感じる。 「あひ、はひぃ……! ああ、あっ……はあぁん……!」 「ああ、いいなぁ……。熱くて狭くて、とろとろに溶けてて、本当に気持ちいい……。可愛く鳴いてくれるのも最高だ……。若いお前との交わりがこれっきりだと思うと、それはそれで残念な気もする……」 「んんッ……! あ、お……俺は、これっきりで、いい……!」 「まあそうだよね。お前にとっては不便なことが多いし。でも一日非番って決まってる日だったら、また若返ってみるのも悪くないかもよ?」 「そ、それは嫌だ……ああっ!」  生活に不便なこともそうだが、周りの目を気にしなければいけないのも困り物だ。  自由に洗濯物を出しに行けないのも難義だし、ポストにすら行けないのでは生活できないだろう。

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