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第1624話*
一度欲望を引っこ抜かれ、くるりとうつ伏せに押さえ込まれる。
ぞっとしているとぐったりしている両腕を背中に回され、近くにあった手ぬぐいで手首を縛られてしまった。
「兄上、なん……で……?」
暴れてもいないのに腕を拘束されてしまい、涙目で兄を振り返る。
こうやって拘束してくるのは、あくまで暴れられたら痛いからであって、おとなしくしていれば縛られることはないと思っていたのに……。
すると兄は、微笑みながらこんなことを言ってきた。
「うん、まあちょっとした優越感みたいなヤツかな。お前を好き放題できるのは私の特権だからね。お前をこうしてイイ感じに縛れるのも、私だけだ」
「……!」
「お前は私のものだよってちゃんと証明したいんだ。それに……変な虫がつかないよう、種付けするのも大事だと思ってね」
「あっ……! ひ、や……あぁんっ!」
後ろからずぶぶ……と挿入され、がくりと腰が砕けた。
そのまま両腕を手綱のように取られ、がんがん腹の底を突き上げられる。
正面とはまた違った角度で先端が当たり、中の精液も相まってぐちゃぐちゃに掻き回されてしまった。
「うあ……あ、はぁ……んっ、あぁあ……っ」
「ふふ、可愛い鳴き声。お前の声聞いてると、ますます興奮してきちゃう。この声を聞けるのも、私の特権だね」
「んんぅ……! はう、あ……兄上ぇ……!」
「そう、もっと呼んで。もっと乱れて、もっと溺れなさい。私にしか見せない姿を、存分に曝け出して」
「はひ、はひぃ……! も、だめ……おかしくなっちゃ……あっ!」
ゴリッと結腸を抜かれ、がくんと全身が跳ねて本気で泡を吹いてしまう。
感じすぎて苦しいのに身体の変化は止められず、アクセルは朦朧としたまま快感に悶え続けた。
「ああ、あ……くるし……んっ! も、少し……ゆっくり、してぇ……!」
「ゆっくり? ゆっくりじゃお前、満足できないでしょ。何だかんだ、これくらいがちょうどいいと思うよ」
「そ、な……も、十分、だ……からぁ……!」
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