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第1674話*
「えっ……!? いや、でも……力が抜けたら外してくれるって……」
「うん、外すよ。でもどうせ後ろに回して掴んじゃうんだから、外しても外さなくても変わらないかなって」
「そ、そんな……あっ!」
鎖を掴まれたまま尻の狭間に欲望を擦り付けられ、ぞわわっ……と全身に鳥肌が立つ。
たっぷり濡れた後孔に切っ先を押しつけられ、ぐちゅ、という湿った水音と共に再び鈴口がめり込んできた。
「はっ、あ……ああぁん……!」
後ろからゆっくり挿入され、ずずず……とまた最奥まで貫かれる。
強く腰を叩きつけられることはなかったものの、内側からぶわぁっと甘い痺れが広がり、背中が反り返って、目の前がチカチカ明滅した。
「は、あ……ひう、あ……」
身体の震えが止まらず、半開きになった唇から唾液がこぼれ、生理的な涙も溢れてくる。
なんだか先程からずっとイきっぱなしだ。中心からぽたぽた熱が滴り、後孔の隙間からも白濁がつー……と内ももを伝い落ち、ベッドにいやらしいシミを作っていく。
「ほら、これくらいなら大丈夫でしょ? 気持ちいい?」
「ひ、う……」
「ちゃんと言って。二回目以降はご褒美だから、なるべくお前のリクエストに応えてあげたいんだ」
「いい、です……」
「もっと」
「気持ち、い……気持ちいい……です……! 兄上、大好き……!」
「うん、いい子だ。それじゃ、とびっきりのご褒美をあげようね」
「んんぅ……!」
後ろから顎を掴まれ、首を捻られて唇を塞がれる。上も下も塞がれてより一層息苦しくなり、顔がだんだん熱くなってきた。
苦しい。でも気持ちいい。何だかんだ言って、兄に抱かれている瞬間が一番幸せ。
俺は兄上のものなんだ、ちゃんと俺は愛されているんだ、兄上がやりたい放題できるのも、俺相手だけなんだよな……。
そう思う度に頭が幸せでいっぱいになり、身体が勝手に反応してきゅうきゅう兄を締め付けてしまう。
「んっ、うっ……ふんんん……ッ!」
びくんと身体が大きく跳ね、また視界が真っ白に染まった。
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