1734 / 2296
第1734話*
「っ……あ、ちょ……んんッ!」
肉幹で後孔を押し広げるように擦られ、ぞわわっと背中が痺れた。
すんでのところでイきそうになり、必死に近くのシーツを掴む。
「ふ、ふ……うぅ……」
「我慢しなくていいよ。何回でも、お前の好きなタイミングでイきなさい。せっかく家に帰ってきたんだ、存分に乱れないと損だよ」
「はっ……くっ……」
「お前が乱れまくる姿、久しぶりに見てみたいな」
「っ……あっ! あっ!」
わざとらしく先端だけつぷん、と挿入され、我慢していたものが一気に溢れ出た。
「っ――っ!」
またもや声にならない悲鳴が上がり、がくんと全身が大きく跳ねる。勃ち上がった陰茎から白い熱が噴き上がり、胸元まで飛び散って下腹部をいやらしく汚していった。
「あ……あひ……ふ、うう……」
「ああ……やっぱりイく時のお前は可愛いねぇ……。普段は絶対見せない顔でアヘってくれる……。あまりにエロすぎて、見てるだけでこっちもイきそうになるよ」
「は……あ、あっ……?」
「何だか私も我慢できなくなっちゃった。せっかくだから挿れちゃうね」
「え……!? あ、兄上、ちょっと待って……! まだイったばかりで……!」
アクセルの制止虚しく、兄の肉棒がメリメリとこちらを食い破ってくる。
普通にしていても敏感な身体なのに、薬が抜け切れていない状態での挿入に耐えられるはずもなく……。
「っ……あああぁん!」
またもや盛大に達してしまう。先程熱を放出したばかりだったので、ほとんど出さずにイってしまった。
目の前がチカチカして、全身が完全に麻痺してしまい、爪先から頭のてっぺんに至るまで快感一色で染められてしまう。
唯一最後まで冷静なはずの理性も今やほとんど吹き飛んで、「気持ちいい」しか考えられなかった。
「う……う……あぅ……んっ」
「ああ……本当にお前の中はいいねぇ……。熱くて柔らかくてとろとろに溶けてて、そのくせきゅうきゅう締まる……。最高以外の言葉がないよ」
ともだちにシェアしよう!

