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第1733話*
「うん、刺された傷は治ってるみたいだ。軽い擦り傷ばかりでよかったね」
「は……」
「じゃあもう家に帰っちゃおうか。そのままじゃお前も辛いでしょ」
「う、ん……」
「大丈夫、家ならいくら乱れても問題ないからね。お前は薬が抜けるまで、存分にエロい姿を晒し続けるといいさ」
「っ……あっ……」
またひょいと後ろに背負われ、スタスタと家まで連れて行かれる。
頬が火照り、全身が痺れ、自分でも相当「アレ」な姿になっていることがよくわかった。あまりに恥ずかしくて、道中も顔を上げることができなかった。
「やあ、ピピちゃん。ただいま」
「……!」
いつの間にやら、家のベランダに着いていたようだ。
兄はわざとうさぎ小屋の前を通りかかり、そこに寝そべっていたピピに声をかけた。
「今から私たち、アクセルの薬抜く処置するからね。ピピちゃんは耳がいいから変な声に聞こえるかもだけど、すぐ元気になるから気にしないで」
「ぴ……」
あからさまな言い方だったが、ピピは興味なさそうに「はいはい」と再び寝そべってしまった。
――うう……あの声がピピにも聞こえているかと思うと……。
何やらものすごく恥ずかしい。ピピが無関心を貫いているところが、より一層恥ずかしさに拍車をかけた。いっそ、からかわれた方がマシかもしれない。
「…………」
兄と一緒にベランダから家に入る。そのまま寝室に連れ込まれると、アクセルはベッドの上にぽんと投げ落とされた。
「あっ……」
間髪入れず、上から兄にのしかかられる。
するりと下着ごとズボンを抜き取られ、ぐいっと両脚を大きく広げられ、股間に熱いものを擦り付けられた。
硬くてざらりとした感触が伝わってきて、無意識に身体がびくびく震える。
後孔も物欲しそうにひくんと収縮し、内側から涎を垂れ流して「早くちょうだい」と訴えていた。
「っ、っ……う……」
「ふふ、またイきそうだね。さっき触っただけでイっちゃったから、挿れるまでもなく擦るだけでイっちゃうかな」
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