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第2104話*(フレイン視点)

 感じている姿を晒したくないのか、縛られた両手を握り締めて一生懸命快感に耐えていた。そんなところもいじらしくてぞくぞくする。本当に可愛い。 「う、あ……んああっ!」  一度己を引き、入口を緩く刺激した後、バツン、強く腰を叩きつけてやった。  案の定アクセルは悲鳴のような声を上げ、がくがく全身を跳ねさせてくる。 「あっ! だ、だめだ、兄上……激し……あんっ!」 「うん、今日は最初から激しくするつもりだったからね。たまにはこういうのもいいでしょ」 「たまに、じゃなくていつも……あああっ!」 「ふふ、そうかも。でもお前、生温いのは物足りないだろう? これくらい激しい方がちょうどいいよ」 「……あっ!」  喘いでいる弟の隙を突き、一回目の精を腹の奥に注ぎ込んでやる。  不意打ちのような中出しを受けた弟は激しく動揺し、半泣き状態でこちらを見上げてきた。 「あ、兄上……いきなり出さないで……」 「ごめん、お前の中が気持ちよすぎて出ちゃった。まあいつものことだし、問題ないでしょ」 「そんな、当たり前みたいに……」 「まあまあ。気絶するほど気持ちよくしてあげるから、許してよ」 「んんぅ……ッ!」  再びゴリッと最奥を突き上げてやる。  アクセルはびくんと腰を跳ねさせ、ぐうっと上半身を仰け反らせた。  既に感度は十分高まっているようで、控えめな乳首は真っ赤に腫れ上がってピンと尖り、摘まんでくれと言わんばかりに硬くなっていた。  男のシンボルも立派にそそり立ち、赤黒く膨張して鈴口を濡らしている。根本を食い締めているイボ付きリングがキリキリ食い込み、見ているだけで痛々しくなっていた。 「うう、あ……兄上、もう苦しぃ……! イきたい……!」 「イきたいって……後ろだけでもイケてるじゃない?」 「そ、じゃなくて……前も、出したくて……」 「うん、そっか。でも、せっかくだからもう少し我慢してて。苦しいくらいの方が、お前は気持ちよくなれるからね」 「えっ……!? そ、な……兄上、やめ……リング外してぇぇ!」  アクセルの懇願を無視し、何度か強く奥を突き上げてやる。

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