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第1話

わぁ~…今流行ってんの?それ? さっきも同じような人たちがいてその姿を見送ってきたとこなのに ここに来てかつて仲が良かった幼馴染みが何故か今人気の俳優と二人で集団行動みたいなことしてる… …あ…もしかして?そっかこれは夢か…じゃなきゃあんな人気俳優とそんなことしてるわけないし なら…目覚める準備しよう。黄昏に染まる古びた街の路地裏がさっきまでは楽しかったはずなのに不気味に見えて起きろ起きろ起きろ…って言い聞かせながら幼馴染みを追い越す。 そんな俺を追うように二人がまた同じ動作をしながら追ってくる 何なの…何なの…早く起きてよ自分! 景色が徐々に白み明るくなる。 起きれる…そう思ったのに…何で?少し景色が変わっただけで今度は真っ白な壁が右にあって左には人気のない公園… もう…また夢?… そこには子供を模した人形が何体も腰かけていた。 よぉ。そこで何してるの?なんて声が聞こえるような感じで同級生が声をかけてくる。とはいえ声は聞こえないから表情と口の動きでわかっただけだけど。これまであまり会話もしたことがないような関係性の彼。 置かれた人形にも目をくれずこちらへ寄ってくる。 本当に…何なの? ふと前を見ると1人動いている小さな子供。あれは… 「風?」 姉の子である風らしき姿。そっか…早く風のところに帰らなきゃ。今日は姉が仕事で留守をしているため風とその兄、航を預かってた。 昼寝をさせるため添い寝してたら俺まで眠ってしまったんだ。 早く行かないと 「風!おいで」 呼んだ瞬間既に風は俺の腕の中にいた。さすが夢だな… でもその顔は風じゃない…ちなみにこのとき既に同級生の姿は消えていた 風じゃない誰かを抱き締めていると先程まで人形だった子供たちがみんな風みたいな姿になってこっちに寄ってきた いやいやいや…流石に集団になれば気味悪いし… 強く目を閉じるとまた景色が変わる 「は?」 以前勤めていた会社のオフィスだった 「お疲れ様!久しぶりだね」 今度は声は聞こえる。確か結婚して妊娠を期に辞めた同期であり上司でもある人物。一旦退職したものの結局パートとして戻ってきたらしい 「元気してた?うちの雅子には会った?」 するとまた場面が代わり店頭に立っていた。 「あれ?久しぶり。ちょっと手伝って」 久方ぶりに社員のヘルプに入って何故か接客しててお客さんも 「久しぶり!」 なんて言ってくる 一通り接客し終えてまたオフィスに戻るとそこには小さな子供がいた。風くらい?いや…少し小さいな…風が一歳になったばかりだからこの子は多分やっとつかまり立ち出きるようになったくらいだ 「あれー?お疲れ様。来てたの?」 「あ…お疲れ様です。坂下さん」 「うん。あ。その子雅子ちゃん。店長の子供さんだよ」 「あぁ…この子が」 「もう!さかちゃーん私もう店長じゃないよぉ。ただのパートのおばさん」 「いやぁ…つい…」 「ふふっ…。麻桜くん。君も幸せになるんだよ。ほら…目を閉じて…そろそろお迎えが来るから…」 誘われるように目を閉じると意識が急浮上する。 やっと目覚めた。俺の左右には風と航がまだすやすやと眠っていた…

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