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第6話
どこかへ連絡した刹那部屋の中に吹くはずのない強烈な風が巻き起こる
「な…に…」
「久しぶりー夢叶」
「お久しぶりです」
「こんにちは。野波 麻桜さん。僕は希叶(のどか)」
「こんにちは」
「んでこれが例のやつ?」
「はい。」
「あー…すごいねぇ…これ…」
そういいながらすごく楽しそうにそれを手に取る
「ふむふむ…ん?あぁ。そうなんだねぇ。でもね、こんなんじゃいつまでたっても麻桜くんは君に気づいてくれないよ?ん?まぁそうだろうけどね」
「ねぇ…夢叶くん…希叶さん何してるの?」
「あぁ。あの人まじない道具を通してそれをかけたもとの人と話せるんだよね。あ。相手は夢だと思ってるんだけどね」
「そう」
よくわからないがおかしい人とかではないらしい。
「うん。わかった。んなら解放して?」
そういうと目映い光が差し込む
「よっし。これでいい。もう大丈夫だよぉ。夢叶もお疲れぇ。ならねぇ…あ。ここのものは必要?必要なければこっちで処分するよ」
「お願いします…」
「はいはぁい!ならねぇ」
もとから何も無かったかのように跡形もなく消え失せたプレゼントたちと希叶さん
「うん。おそらくこれで変な夢見ないはず…このままにしてたら麻桜さんは夢世界に誘われて閉じ込められる可能性があったんだ」
「そうなの?ありがとうございました」
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