9 / 42

第9話

夢叶くんは料理をいつもやっているのかかなり手際よく次々に美味しそうなものが出来上がっていく。 手伝うとかえって邪魔になりそうだったからその姿を後ろからぼんやりみてた 後ろ姿は女性のように華奢で服から見える首筋は色白で髪の色は少し青みのある黒。 「綺麗だね」 「え?麻桜くん何か言いました?」 「ううん。何でもない。何か出来ることある?」 無意識に出てしまった自分の言葉に動揺した。男相手に綺麗とか…思ったことないから 誤魔化すように発した言葉に夢叶くんはにこりと笑ってくれた ドキッ…またきたこの胸の高鳴り…俺…おかしい… 「じゃあそこの棚に入ってるお皿出してもらえますか?」 「わかった」 「麻桜ちゃん」 「うわっ!!え?希叶さん!!」 皿を出し終えたとき後ろから抱き締められて耳元で囁かれた。びっくりした… 「あ!希叶さん!来るなら連絡してくださいよぉ」 「楽しそうな音聞こえたんだもん!美味しそうな臭いもね。だから来ちゃった」 「まぁいいですけど…」 「あの…希叶さん…そろそろ離してもらっても?」 「え?何で?」 「いや…」 「麻桜ちゃん…愛してるよ」 色っぽい声で希叶さんは囁き驚く俺の唇にキスしてきた。 「んん…」 「かぁわいい…麻桜…」 「何ふざけてるんです?」 「ふざけてないよー」 突然の事に驚き反論する俺の唇に再び貪るようにキスを仕掛け今度はぬるりと俺の口の中を蹂躙する 「たまんない…早く…帰ってきて?」 「出来ましたよぉ!ってまだやってるんですか?希叶さん!!麻桜くん戸惑ってますよ」 「だってさぁ!せっかく見つけたのに!」 「希叶さん!まだ説明してませんからやめてください…」 二人のわけのわからない会話に呆然とするしかなかった

ともだちにシェアしよう!