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第1話
《兄と弟》
【登場人物紹介】
楠木晃(クスノキアキラ)小学六年生。血液型AB型、誕生日4月2日。
病のせいで父親に存在を否定され、実の母に存在を忘れられ、孤独感に苛まれていた際、裏の会社BOUSに半強制的に入会、偽りの愛情を受けながら日々を過ごしていた。
シゴト内容から、自分は他とは違う、汚れた人間と思うようになり、常に人と関わらないよう独りでいる。
異母兄弟のコウジの関わりも無視している。
楠木昂治(クスノキコウジ)小学六年生。血液型AB型、誕生日3月22日。
アキラの母違いの弟。
父を尊敬し、母に愛され、共働きの両親のもと、やや寂しい思いはしてきたが、何不自由なく生きてきた。
同じ家に住んでいる兄アキラのことは健次に守るよう頼まれているが…
いつもツンケンして無愛想な態度を取るアキラを本当は嫌っているけれど、完全に無視できないでいる。
楠木ユカリ
コウジの母親。戸籍上ではアキラの義母であるが、アキラに愛情はない。
自分の腹を痛めて産んだコウジを唯一の息子として溺愛している。
楠木病院で内科医として勤務中。
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