耳元で囁かれる康介の声にもビクビクとしてしまう。 俺……どうしちゃったんだ？ 体中弄っている康介の手と舌、囁かれる声までもが気持ちいい。 「……んっ、康介……俺、変……気持ちい……んっ？！」 え？ 嘘…… 康介が俺の腹を撫で回しながら、下着の上から俺の硬くなってしまってるそこに軽く噛み付いた。 「あっ！……やっ……康介？ やめっ……」 驚く俺をよそに、俺の腰を押さえて康介が下着の上からそこを軽く食む。何で？ ちょっと待て…… 恥ずかしい。 さっきから康介の言動に驚かされっぱなしで俺はされるがまま。それに、こんなになってるの見られたらドン引きされるかもしれないという恐怖心もまだ無くなってはいなかった。 「大丈夫だよ……修斗さんのここ、気持ちよくしてあげます……隠さないで」 恥ずかしいのと怖いので、思わず開いた足を閉じようと内腿に力が入る。反射的に手でそこを隠してしまった。 「修斗さん……嫌ですか？」 「……嫌、じゃない 」 そう言うと、康介はそのまま俺の下着に手をかけ、少しだけ下にずらした。思いの外、勢いよく晒されたそれは康介の目の前…… 俺は康介の反応が怖くて自分の両腕で顔を隠した。 「あっ！」 瞬間、快感が走った。 見ると康介が腰を押さえて俺のを咥えこんでいる。信じらんねえ…… 目の前の光景に唖然とするも気持ちが良すぎてそれどころじゃない。 「え！…… ちょっと…… んんっ…… 康介！ 大丈夫？ ……ひぁっ」 康介は臆することなく奥まで咥え、ゆっくりと上下しながら俺の顔を見つめてくる。 油断して変な声出た。恥ずかしすぎる…… 康介がチュポっと音を立てて顔をあげた。 「ね？ 大丈夫だって言ったでしょ？ 俺、修斗さんを気持ちよくしてあげたいって。フェラだってなんて事ねえし、もっとしたいって思ってる…… どう？ 修斗さんのここ……気持ちいい？」 俺にそう話しかけながら、康介は先端部を親指でグリグリしてくる。いやらしい汁が溢れ、ヌルヌルと気持ちが良かった。 「はぁ……あ、そこ……だめ……」 好きな奴に触れられるとこんなにも気持ちが良かったんだとびっくりする。どんどん康介のペースでちょっとムカつく…… なんて思ったって、もうそんなのどうでもよくなっちゃうくらいだ。どうにでもしてくれと、全てを委ねたくなってしまう。 「……やっ……康介……はぁ、……それ、ダメ…… 康介エロい……」 それにしたって、康介ってウブじゃなかったのかよ…… 気持ちよすぎておかしくなる。こんなに気持ちがいいのは康介だから。怒涛の如く押し寄せてくる快感に、どうしようもなく泣きたくなった。 「修斗さん…… 可愛い…… ねぇ、気持ちい？ もっと可愛い声聞かせて…… ほら顔…… ちゃんと見せて」 康介は顔を近づけてきて俺の額の髪を優しく手で退けた。ふんわりと俺の頬を撫でてから、また離れていく。徐に膝裏を掴み、腰が浮くほど足をグッと持ち上げる。康介の強引さに驚く暇もなく、丸見えになってしまった俺の尻に康介は躊躇いもなく顔を埋めた。 ちょっと！ ちょっと！ 康介、大胆にも程がある！ 「やだ！ 待てって……康介！ ……あ！ 嘘？ ……それ恥ずい！ ……あっ！んんっ…… 」 康介はアナルにまで舌を這わせてくる。 さっきから康介に与えられ続けている快感におかしくなってきそうで怖い。そして間近で見られてると思うと羞恥心で泣きたくなる。 「康介……んっ、気持ちいい…… けど……やっ、それ……やだ……う”ぅ……」 手で顔を覆い懇願すると、康介は慌てて俺を抱きしめてくれた。 「ごめんっ…… 修斗さん、嫌だった？ ……でも俺大丈夫だからね？ 修斗さん、思ってた通り……どこもかしかも綺麗で俺、堪らないよ……食べたくなる……」 そう言って康介は俺の首元に顔を埋めて耳を舐め、軽く噛み付いてきた。軽い痛みですら快感に変わり、全身が震える。 康介はそれからも俺のことを「可愛い」だの「綺麗だ」だのブツブツ言いながら、俺の体中あらゆるところを舐めまわした。 普段のあの照れっぷりが嘘のよう。 息を荒くして俺のことを夢中で弄っている康介を見て俺は察した。 ……康介って、どスケベだ。