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今年のHalloweenは/高坂と志音⑦

「挿れるよ。志音……」 俺の耳のすぐそこで先生が囁く。 もうそれだけで声が漏れてしまいそうだった。 「挿れてよ……早く。いいよ……来て…… 」 俺は先生に開かされてる脚を更に自ら開いてみせ、先生の腰に手を添えた。 「んっ……急かすなよ……志音」 堪らないといった顔で先生はゆっくりと俺の中に入ってくる。 「陸也さん……好き……大好き。もっと突いて……もっと酷くして……」 普段は恥ずかしくてこんな事言うのは滅多にないんだけど、今日はいつもと違うシチュエーションだったし、先生が焼きもちで凄い怒ってくれたのが嬉しくてしょうがなかった。 「なんだよ志音……エロ……んっ……」 最初は優しかった律動がどんどんと激しさを増していく。 「や……んぁっ……んっ……んっ……あぁっ……あっ…… 」 そのままあっという間にイかされてしまい、先生は満足そうに俺の腹を撫で回す。 「いっぱい出たね。志音……今度はこっち乗って……志音が動いて」 先生の言う通りに、俺は先生に跨り腰を揺らす。 「はぁ……どう? んんっ………陸也さ……ん、気持ちい?……んぅ……んっ……あん……やっ! あ……動かさない……で、ひぁっ……あっ……」 積極的になれたのもつかの間、やっぱり結局は先生に下からもどんどん突き上げられ、ぐずぐずにまたイかされてしまった。 汗ばむ肌を密着させるようにして俺は先生に抱きつき、大好きな胸に顔を埋める。 「今日はごめんね。陸也さんが嫌だって思う事、もうしないからね。でも焼きもち妬いてくれるのって……ふふ、すごく嬉しい」 「なんだよ、やけに素直で可愛い事言うんだな」 普段は照れくさいからこんな事思ってても言ってあげない。 でも先生が言うほど俺は生意気じゃないはず。 俺からの愛情はちゃんと伝わってる……よね? 嬉しそうに先生は俺の髪の毛を指先で弄り、言葉を続ける。 「でも俺に焼きもち妬かせて喜んでんなよ……俺の焼きもちは酷いぞ? 本当は束縛だってもっとしたい。志音が嫌だって言ってもここに繋ぎとめていたいくらいお前の事が好きなんだからな」 少しだけ真剣な目で俺の首筋を怪しくなぞりながらそんな事を言う先生。 「うん。でも心配しなくても大丈夫だよ。俺はどこにも行かないから……ずっと側に居させてね。陸也さんこそ俺のそばから離れちゃダメだからね。俺だってもっと陸也さんのこと独り占めしたいんだから。これでもすげぇ我慢してんだよ? 俺だって大好き……なんだからな」 話し始めたものの、最後は恥ずかしくなり思わず目線を逸らしてしまった。 「志音、顔真っ赤。生意気なのも好きだけどやっぱり素直で可愛い志音も大好きだな。俺は絶対志音のそばから離れないよ。安心しろ」 先生は「愛してるよ……」と優しく囁いてから、蕩けるようにまたキスをしてくれた。 それからまた二人で風呂に入りなおし、先生のベッドで眠る。 俺のベッドより先生のベッドの方が小さい。 俺ら二人ともデカイから窮屈だと嫌がる先生だけど、俺はくっついて寝られるからやっぱりこっちの方が好き…… 「陸也さん、おやすみ……」 「ああ、おやすみ」 「………… 」 俺の頭を抱えるように抱きしめてくれる先生。 おやすみって言った後は静かに目を閉じた。 あたたかい温もりと先生の匂いに包まれ、すぐにウトウトしてくる。 「……志音、もしさ、志音が卒業したら俺と一緒に住むか?……まあ、真雪さんがいいって言ったらだけどな」 ウトウトしていた頭に先生の言葉がスッと飛び込んできた。 「え! なに? もう一回言って!……それって同棲ってこと?」 一気に目が覚め興奮してそう聞くと「ちゃんと聞こえてんだろ」って笑われる。 卒業したら同棲。 漠然とそういう事になるのかな、とは考えていたけど、先生の口から直接ちゃんと聞いた事はなかったから、凄い嬉しかった。 お互い仕事があっても家に帰れば触れ合える。 さっき夢見た事が現実になるんだ…… 「うん、一緒住も! 約束だよ!……それならずっと一緒にいられるね」 嬉しくて、俺は先生に抱きついてキスをした。 ─ 今年のHalloweenは 高坂と志音終わり──

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