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第45話

「止めて!!」 眞司の身体に覆い被さり、叫ぶ。 「僕が代わる!!」 僕の叫びに、眞司の身体が強張る。 「………………は?何、言ってんの?」 保の呆れた声が聞こえるが、僕はかまわなかった。 「ぼ、僕が眞司の代わりをする……っ…だから、眞司は……」 「駄~目、これはボクと眞司との約束だから」 僕の言葉をバッサリ遮り、眞司の中に入っている3個ものバイブを一気に引き抜く。 「…あ″あ″……っ!!」 「眞司………っ!!」 「君は大人しくその椅子に座って眞司が可愛がられている姿を、黙って見ているんだね」 保が指差した方を見ると、窓際にパソコンをのせてある机と、椅子が置いてあった。 「そうだね…邪魔されると困るから……眞司、これで優紀君を椅子に縛っておいで」 身体を繋がれていた鎖を解かれた眞司は僕を見て、ベッドを下りた。 「………眞司?」 僕の腕を掴むと、椅子のある場所に連れて行く。 「……どうして…っ?」 「…いいから椅子に座れ」 かすれた声で指示され、身体から力が抜け落ちたようにストンと椅子に座った僕を眞司がロープで縛っていく。 黙々と僕の身体をロープで椅子に縛っていく眞司の下半身が目の端に映ると、僕の視線は下半身に釘付けになった。 この部屋に入ってからショックや衝撃が凄くて…気が付かなかった…いや、何かおかしいとは思っていたけど、眞司をまともに正面から見る事ができなくて…今の今まで…分からなかった。 眞司の下半身には…毛が無かった。 剃られたのか…つるつるになっている。 まるでそこだけ赤ちゃんのように。 でも、そこについているのは眞司ので………。 そのアンバランスさに目が離せない。 僕の視線が自分の下半身に注がれている事に気付いたのか、僕を縛る手が一瞬、止まったがすぐにその動きを再開する。 僕を椅子に縛った後、当然のように保の元に戻っていく後ろ姿を呆然と見詰める。 「………良い子だな…でも、“御褒美”とは別に、お仕置きはお仕置きでしないとな?……分かるだろう?」 にっこり笑う保に唇を噛み締めた眞司は、ベッドの上で四つん這いになり足を広げ、上半身を下げると腰を高く上げた。 (………眞司……っ!!)

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