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瞳の中、君にー7

-アルバムも見させてもらった。 仲が良さそうに二人、肩を組んで笑っている写真が何枚も貼ってあった。 …そんなに仲の良かった隼人の事(だけ)を何故、忘れてしまったのだろう…。 …………………………。 だが…そんな事、考えても仕方がない。 …忘れてしまったのなら、また新しく作ればいいんだ。 母親の話の通り、俺達の仲が良かったのなら、記憶をなくしていても必ず以前のように仲良くなれる…はずだ。 というより…なりたい。 あの時、病室に来てくれたという事は、隼人だってそう思ってくれている…はず。 だって、病室のドアを開けた隼人は、笑顔だった。 あの笑顔は、俺の無事を心から喜んでいた笑顔だった。 ………と思う。 だから、俺達の友情は恋愛なんかで壊れるモノなんかじゃない…はず。 ………たぶん。 いや、絶対そうだ。 何より、俺が彼―隼人と友人になりたいと思っている。 以前みたいに…いや、できることなら以前以上に。 隼人を見たあの瞬間、そう思った。 ―彼…隼人と、友人になりたい―。

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