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29♡ 2P

29♡ 2P もう何時間ベッドの上で愛し合ってるんだろう。 そろそろ俺もヘトヘトで、脚を開きすぎて感覚が無くなってきたし、この調子だとバスルームまで歩けるか分からないくらい骨盤が痛くなり始めていた。 そんなところへ、元気な聖南が抜かずの四回目に突入しようとしたから慌てて止めた。 「ちょちょちょっ、待って、待って下さいっ。 もう勘弁してください……」 「あぁ? なんで」 「なんでって…ほら、明日立食パーティーでしょ? 腰とか足とかフラフラのまま行けないし」 「ん〜〜……。 葉璃、年末年始はここにいるか?」 「ええっ? 分かんないですよっ」 「じゃああと二回してい? そしたら俺のもちょっとは落ち着く…」 「分かりました! 年末年始は一緒に居ます!」 だからもうほんとに勘弁して…と目で訴えると、聖南は仕方なしといった風にズルズルっと自身を引き抜いた。 まだ十分強度を保ったままで、内壁を擦られるゾワゾワっとした感覚に思わず目を瞑る。 「んんん……っ」 「やめてほしいんならかわいー声出すなよ」 横目で楽しげに言われ、つい喘いでしまった俺は自身を恨んだ。 ちょっとこの行為に慣れてきてしまって、気持ち良かったらすぐに声が出てしまい、こらえきれなくなってきた。 むくれて時計を確認すると、もう明け方4時になっていて、軽く4時間以上は愛し合ってた事になる。 「聖南さん大変! もう4時ですよ! 仕事何時からですかっ?」 「あーっと、今日はバラエティのロケだから6時集合だっけか」 「え!? 少しでも寝ないと! もしかして家出るまでする気だったんですか!?」 驚いて、だる重な上体を起こすと聖南がニヤリと笑った。 そんな早くから仕事だなんて思いもせず、早くシャワーを浴びて!と呑気な聖南を急かした。 「ふっ、…今日もめちゃくちゃ可愛かった。 お仕置きなんて柄にもねぇ事するもんじゃねーな」 「だから、俺には十分お仕置きになりましたってば! ほらほら、聖南さん先に浴びて下さいっ」 バスルームに来ても俺から離れない聖南の背中を目一杯押す。 寝ないで行くつもりだったなんて信じられない。 「昼ちょい過ぎには帰れると思うから、昼メシ待てたら待っててー」 「分かりました!」 磨りガラスの向こうで頭を洗いながら声を掛けてきた聖南は、もう1時間も寝られないっていうのにすごくのんびりしてる。 朝も苦手で、支度も遅い俺からしたら、考えられない事だった。 シャワーから出てきた聖南に、お尻の中洗うからおいでと言われたけど、自分でやるからとにかく早くベッドに行ってくれともう一度急かしておいた。 「葉璃、ちゃんと寝てろよ?」 出掛けに俺にそう優しく言ってくれた聖南は本当に徹夜状態で仕事に行ってしまい、あれだけ運動した後できっとひどく疲れてるだろうに…大丈夫なのかな…。

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