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61❥ 6P※

61❥ 6P 今までは、一時間でも二時間でも保たせる自信があった。 むしろ、葉璃の甘い声とトロトロに蕩けた悶え泣き顔に興奮しながらも、必死で射精を我慢する…という方が俄然 燃える。 だが今日は色々と絶望的だった。 「意地悪なんかするわけねぇじゃん。 なぁ、葉璃? 俺のこと好き?」 「っっ…! 好き、…っ好き……! だから耳にちゅーするの、やめてっ」 「俺も好きー。 葉璃、汗かいてんな。 気持ちいいんだ? かわいー♡ ……俺も余裕ないからよろしく」 「よ、よろしくっ…て……何っ? 今日の聖南さん、っ…変だよ!」 耳を隠されてしまったのでこめかみに口付けるとしょっぱくて、感じているのだと分かると夢中でそれを舐めてしまった。 聖南とセックスしたくて一人で抜いてしまうほど悶々としていた葉璃も、いつもよりさらに感度良好である。 夜は冷え込む山中のコテージ、そして冷房の効いた室内にも関わらず、二人は蕩けるような熱に浮かされて全身がしっとりと汗ばんでいた。 体を密着させて唇を奪えば、葉璃に両頬を取られて積極的に舌を絡ませてくる。 もっとちょうだい、そう言わんばかりであった。 「葉璃がかわいーからおかしくなってんだなぁ。 どうしたらいい? イってもイっても足りないかもしんねぇよ」 葉璃の口腔内から唾液を絡め取り、舌なめずりした。 細い腰は聖南の左手でガッチリ押さえてあり、ピストンで自身と葉璃の中を満足させる事も忘れない。 唾液交換するだけで狂いそうになるのに、キスが物足りなかったのか葉璃は聖南の肩口に優しく唇を押し当てている。 『かわいー…………』 聖南がひたすらに葉璃を追うのも良かったが、これだけ求めてくれるようになった現在の方が、より愛しさが増す。 僅かに頭を浮かせて聖南にもどかしい愛撫をしている葉璃の後頭部を支えて、全身を使って包み込んだ。 小さな葉璃はすっぽりと聖南の体に収まる。 髪を撫でて汗ばんだおでこにキスを落とし、きつく抱き締めたまま葉璃の内側を強く擦った。 「そんな…っ…あっ、…も、……そこばっかり……っっ」 「気持ちいい? 葉璃、気持ちいい?」 「ぅんっ……うん、っ……気持ちいい……」 「はい、かわいー。 …葉璃、かわいさダダ漏れさせんの俺だけにしといてよ? それ、誰にも振りまくなよ?」 「そん、…そんなの…っ…できない……! んんっっ、やっ……ちょっ…我慢…してる、のに…っ」 腰をグラインドさせて、葉璃のいいところを亀頭で何度も擦り上げる。 聖南の体に葉璃の精液が弾け飛んで、中が激しく波打った。 『うわ、やば…! マジで保たねぇ!』 葉璃が射精する間際から聖南はグイグイ締め付けられていたのに、絶頂を迎えた葉璃からさらに追い打ちをかけられた。 もっと抉っていたかったが聖南も我慢出来なくて、葉璃のあとを追うように腰を打ち付けていく。 収縮中で敏感な穴を素早く出入りされている葉璃は、腕の中で声にならない嬌声を甘い吐息と共に溢している。 本当に、今日は色々と絶望的だ。 「……っっ…せな、さんっ…!」 大きく突き上げた先で腰を震わせた聖南の精液が、葉璃の内壁に散らばった。 まったく萎えない自身に苦笑しながら、上気した頬に頬擦りする。 「はぁ……たまんねぇわ……」 呼吸を整えようとする虚ろな瞳には、涙が滲んでいた。 葉璃はセックスすると必ずよがり過ぎて泣いているが、気持ち良さでおかしくなっているのなら本望だ。 「…聖南さん……イったの…?」 この一回ですでに疲れきった様子の葉璃が、目元だけ動かして聖南を見てきた。 「イったよ、なんで? ちょっと前も同じ事聞かれた気すんだけど」 「だって……中に出されたって分かるのに、聖南さんの全然柔らかくないよ」 「ありがと」 「えっ、褒めてないよ…!」 「男としては嬉しいじゃん」 「すごいね、…やっぱり聖南さんと毎晩寝るの怖い」 「毎日ヤれば落ち着くんじゃね? 俺もそんな若くねぇし。 ………って、めちゃくちゃ大事な事忘れてた。 ごめん、一回抜く」 「え、? あっ、んぁぁ…っっ」 聖南は今日が何の日かを忘れかけていた。 プロポーズとセックスだけの思い出にはしたくないと思っておきながら、風呂で葉璃に盛り始めた頃から一度達する今まで、主役の葉璃を差し置いて聖南の方が浮かれっぱなしであった。 ズリズリ、と自身を引き抜くと、葉璃が背中をしならせて啼く。 そんな反応をされたら、たちまちまた挿れたくなる。 少しも離れていたくない。 「いや、かわいく啼くなよ葉璃ちゃん。 離れんの一分だけな」 「…うん?」 不思議そうに見上げてくる葉璃に後ろ髪を引かれたが、すべすべの太ももにキスを落として聖南は全裸で一階へと降りた。 ブルーのリボンが結ばれた長方形の細長い真っ黒のケースを持ち、葉璃の元へ急ぐ。 葉璃と触れ合っていないだけで冷房の風が冷たかった。 「誕生日おめでと、葉璃………って、何してんのかなぁ?」 慌てて戻ってくると、葉璃はうつ伏せになってブーケを嗅いでいた。 聖南がベッドに上がると、デレた葉璃から「へへへ」と目尻を下げて振り向かれてしまい、盛大に煽られた聖南はプレゼントを持ったまま速やかに背後から葉璃を貫いた。 我慢できるはずが無かった。

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