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第64話
ひんやりとした空気が脚を撫でる。
クーラーもしっかりと効いてきたし裸に剥いたら寒くないかなんて思ったけど、セックスですぐにアツくなるかと一人納得した。
「こーえ」
「っ!」
相川は慌てて両の手で口を抑えた。
これで抵抗は薄くなる。
パンツの中に手を突っ込んで、こっちももさもさした毛を弄くった。
「しっかりしたの生えてますよね」
「ぁ…、」
「ま、見たし知ってるけど」
相川が身を捩るたばにバックルを外しただけのベルトが金属音をたてた。
それが一層、男とセックスしてると言わんばかりで興奮する。
良いよな、えろくて。
「古志くん……いっ、いた…抜け……」
「ここからもフェロモン出てるんですよね。
どんなのかなって思って。
教えてくださいよ、相川せんせ」
毟られた陰毛をその場に落とすとグイッとスラックスを下げられた。
脚に絡まるそれが邪魔で逃げられないのか這って動こうとするのを腕を着いて邪魔をする。
「ここから出てるんですよね。」
「…こ、しくん……」
「うん、なぁに?」
「ま、まだ…日が……高いです……」
「燃えますね」
思ってた通りの抵抗。
燃えない?と唇が触れ合うギリギリの所で聞くと、じわりと目に水分を溜める。
好きな子には優しくするタイプだけど、この人の事になるとついいじめたくなる。
この顔、勃つんだよな。
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