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「はぁぁぁ…本当にすんのか……?」 「今更何言ってるんですか、当たり前でしょうっ!?」 「元はと言えば会長から言い始めたんですからねっ」と話し始めたハルたちに、俺たちはみんな〝?〟状態だ。 「ーーと、あっ、まだ説明してなかったね。ごめんごめん」 「?? ハル……何するの?」 「どうして俺たちはここへ呼ばれたんだ?」 「えぇっとね、ザックリ言うと会長の為なんだよねぇ」 「会長の…為……?」 事の発端は、生徒会長龍ヶ崎レイヤがハルに「人の内側について教えろ」と言ってきた事にあるらしい。 会長はこれまで人の外側しかみておらず、最近ようやく中身を見る事の重要性に気づいた、と。 それで、会長にいろんな性格の人の内側を知って学んでもらおうとハルの知り合いを呼んだ、とのこと。 (で、今に至るわけか……) 人の中身、ねぇ。 この俺様会長がそんなこと言うとは…信じらんねぇな。 「ーーと言うことでね、今日はみんなとわいわいお話ししながらお茶を楽しんで、お互いの理解を深めれたらと思って」 「クスッ、まるで親衛隊のお茶会のようですね。ハル様、龍ヶ崎、お招きいただき有難うございます」 「いえいえっ、来てくださって有難うございます先輩」 「でも、今回呼ばれたのはハルの知り合いだけなの…? 会長の知り合いも一緒にお呼びした方が…その……もっといろんな人が集まると思うんだけど……」 「そう、本当それ、それなんだよねイロハ!」 言いづらそうに意見した丸雛に「よくぞ言ってくれた!」とハルが同意した。 「あのね、実は会長にはね、 〝友だち〟と呼べる存在がいないそうで……」 「………ぇ」 「はぁぁぁ……」とわざとらしくハルがため息を吐く。 「ぇ、そ、そうなんですか……!?」 「うんうん、だから僕の知り合いしか呼べなかったんだよねぇー。ねー会長っ?」 「…っせぇな。別にいらねぇと思ったんだよ。友人付き合いなんざだるいだけだ」 「っと、まぁこんな感じのお人だから、これまで友だちがひっっっとりも出来なかったみたいで」 (い、今すごい〝ひとり〟って部分にアクセントついたよね……) (ハ、ハル…大丈夫なのか……?) (ハル様……!?) みんなが脳内で呟いてる言葉がすっげぇ想像できる。 月森先輩は、この空間を楽しんでいるように終始ニコニコしていて。 「だからね?」 「う、うん………?」 「みんなには、あわよくば〝友だち〟になってもらいたいなぁーって」 「ぇ、だ、だれと……?」 「ん? 会長とだよっ?」 「「「「…………はぁっ!?」」」」 「っ、クスッ、ふふふふっ」

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