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sideアキ: 感じる 1 ※

「帽子、取っていいか?」 「はぃ」 スルリと優しく取り払われて、ベッドの隅に置かれる。 「ね、レイヤ」 「ん?」 「キス…してください……っ」 「フッ、 ーーいくらでも」 カポッと付け歯を外したレイヤに奪うように唇を塞がれた。 「ん…、ん、んぅ……っ」 角度を変えて何度も触れてくるそれに、体がピクッと反応する。 「チュ、はぁぁ…舌だせ、ハル」 「んっ、こ、こぅ……?」 「そう、上手」 チロリと出した舌をめがけて、さっきよりも深く唇を塞がれた。 開けた口の中に舌が入ってきて、クチュクチュと激しく掻き回される。 「ふぅっ、ん、んぅぅ…はぁ、ぁむっ」 (やば、あたまぼーっとする……) 「ん、ふぅぅっ、ん、んん…プハッ、はぁっ…はぁ……」 「はぁぁ…… ローブ、脱がすぞ」 ぼーっと余韻に浸ってる間に、スルリと上から脱がされた。 俺の上にいるレイヤも、マントをバサリと外してタキシードの上服を脱ぎ、ネクタイを乱暴に抜き取ってシャツの前ボタンを開け始める。 (わぁ………) その姿が、なんとも 「かっこ、いぃ……」 「っ、」 オールバックの髪型と、前のはだけたシャツ 様になり過ぎてて下からほわぁ…っと見上げてしまう。 「お前な……煽んのもいい加減にしろよ」 「へ?」 ガバッとまた覆いかぶさって来て、顔を近づけられる。 「もう逃がさねぇからな。 覚悟しろ」 「ーーっ、ぅん。も、逃がさないで…レイヤ……」 泣きだしそうになりながら 抱きつくように、その首の後ろに両手を回した。 シャツを脱がされて、履いてるズボンも下着も取られて。 「み、見ないで……っ」 隠すものが何も無くなってしまって、思わず涙目になりながらレイヤを見上げた。 「嗚呼…綺麗だハル」 「ん……」 サワリと、大きな手が優しく脇腹を撫でる。 「抱いていいか?」 「ぁ、レイヤ…最後まで、は……」 「あぁ、安心しろ。病み上がりのお前に無理はさせねぇ。ゆっくり俺たちのペースで慣れてけばいいだろ」 「っ、ぁ、りがと……」 「ククッ。ほら、もう集中しろ」 横腹を撫でていた手が胸へと移動してきた。 「っ、ん」 「気持ちいいか?」 「わ、かんな…っ」 クニクニと胸の飾りを指で押されたり引っ張られたりするが、文化祭の時のような気持ち良さはない。 (何だろ…こう、じんじんするというか……そんな感jーー) 「ふぁっ?」 いきなり強い快感が来て、思わずビクッと跳ねた。 見ると、レイヤがカプリと胸を咥えていて。 「レ、レイヤ…いきなり、そんな……ぁっ」 口の中でチュゥッ!と吸われて思わず声が出た。 そのままコロコロと舌で転がされたり舌の先でギュッと押しつぶされたりとネットリとした愛撫が続いて、自然と体が熱くなってくる。 「ぁ、ぁあぅ…ぁ、ふぁぁっ」 (声、勝手に出ちゃ……) 「はぁ…今度は気持ち良さそうだなハル。もう手で触っても気持ちいいんじゃね?」 レイヤの口から出した方の胸に長い指が伸びて来て、プックリ膨らんでるそこをキュッと潰した。 ビクッ 「ぁあっん」 ビリっと電気が走ったような快感に、思わず震えてしまう。 「はっ、可愛い」 「レ、イヤ……あぁっ、ぁ…ふ、ん、んあぁ」 触る手をそのままに、今度は逆側の胸を口に含まれる。 両方からの快感に声はもう止まらなくて、咄嗟に胸にあるレイヤの頭を抱きしめながら、どんどん熱くなっていく体に耐える。 (はぁっ、も、やば……っ) 胸だけなのに、気持ちよすぎてどうしようもない。 「チュ、チュク…チュッ……、ほら、もうこんなに勃ちあがって。そんなに良かったか?」 「ぁ…はぁ…はぁ……、みなぃで…っ」 「それは無理だな」 「んっ」 チュッと軽くキスをされ、目線を合わせられた。 「お前のこの唇も、火照った頬も潤んだ目も、ベッドに広がる髪の毛一本ですら…お前は全て俺のものだ。 嗚呼…たまんねぇなぁ…… っていうのは、こんなにも幸せな事なんだな」 「レイ、ヤ………」 「それに」 ビクッ 「っ、ひぁぁっ!」 「お前のココも、嬉しそうに勃ちあがってんぞ」

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