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2 ※
指とは比べ物にならないモノが入ってきて、思わずヒクッと息が止まってしまって。
気づいたカズマが、抱きしめながら背中を撫でてくれる。
「イロハ、もう少し緩めろ…っ」
「っ、ぁ、ん……は、はぁ…はぁ……っ」
(カズマも、苦しそ)
何とか力を抜かないと…しんこきゅ…深呼吸して……
「ん、上手だな」
「ぁあぅ!」
力が抜ける度、ズッズッと更に奥へと突き進まれる。
それが何度も何度も繰り返されて。
「っ、入った…」
「はっ、ほん、と……?」
「あぁ、本当だ」
腕が解かれて下を見ると、確かにしっかり繋がっていた。
「ぁ…カズマ……っ、カズマ!」
「ん。頑張ったな、俺たち」
「ぅん、うん!」
グシャリと髪をかき混ぜてくれる。
やっとひとつになれた。
やっとやっと、繋がれた。
それが凄く幸せで……本当胸がいっぱいになって。
「え、へへ、カズマ涙目になってる」
「お前もだぞ」
「だって、うれし…んぅ」
チュッと口づけが降ってきて、また舌をからめ合わせる。
(気持ちぃ…カズマ……)
やっとここまで来れたね、俺たち。
上も下も繋がって、幸福以外の何者でもない。
お腹の中にいるカズマのモノが…こんなにも暖かい。
暖かくて…気持ちくてーー
「ふぅ、んっ」
「っ、」
思わずキュッと締め付けてしまった。
「イロハ…」
「ぁ、だ、だって……」
気持ちいの、止まんないんだもん。
初めてなのにキュンキュンするアソコが熱くて、どうにかなりそう。
早く動いて欲しくて、自然とまた息が上がってしまう。
「カ、ズマ……はやく…っ」
「あぁ、動くからな」
「ぅん、ん、ーーぁあひっ!」
ズルッと抜かれまた挿れられた。
「ひぁ、ぁ、あ、カズ、マっ、あ!」
それを繰り返され、ガクガク震える体が止まらない。
(やば、なにこれぇ!)
今までのとは全然違う。
身体のナカから気持ちいが直に伝わって、どうしようもないくらいトロける。
どうしよ…こんなのまたすぐイッちゃいそ……
「痛くは、なさそうだな」
「あぁ、ぁっ、きもちぃ、きもちぃよぉ…!」
「ん、俺も…くっ」
ふと、おでこにキスを落とされて。
上を向くと…いつもの姿とはかけ離れた、髪を乱したカズマがいた。
「ーーっ! あぁっ」
「っ、イロハ…はっ……」
かっこよすぎて、繋がってる場所にもっと力が入ってしまう。
(カズマ…カズマかっこいい……っ)
どうしよ、おれ、今世界一 幸せかも。
「はぁっ、カズマ…もっとぉ……っ」
もっと、もっとおれのこと抱いて。
ぐずぐずでトロトロに溶け合っちゃうまで…抱きしめて。
「っ、イロハ…!」
ズルッと抜いたカズマのモノがまた勢いよく入ってきて。
今度は、まっすぐ前立腺へぶつかった。
「ぁ、ぁあひ!?」
あまりの快感にビクッ!と大きく身体が揺れて、目の前に星が飛ぶ。
「あぁ、あ、あ!あぁあっ!」
(ぁ、それ、それ!)
やば、やっ、やばい待って、気持ちいい…気持ちいい!
「はっ、絞まる…っ」
「あぁぁ、っひ、カズ、ぁ、あぁ!」
もう…もう、限界で。
「ぁあひっ! あぁぁあぁぁ!!」
シーツをギュゥっと握りながら、思いっきり熱を飛ばした。
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