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sideイロハ: 溶け合う瞬間 1※

(気持ちぃ…気持ちぃ……) 頭の中が快感で震えて、それしかもう考えられない。 ビクビク震える体も甘い声も、全部自分のもので。顔も信じられないくらいトロけてしまってる実感がある。 「イロハ、イロハ」 「はぁ…ぁ……?」 「ローションあるか? あとゴム」 「へぁ?」 あ、そうか。ここおれの部屋なんだ。 気怠い腕を持ち上げ「あっち」と指差すと、上の身体が直ぐに動き出す。 買っといて、良かった…… まさか初めてがぼくの部屋っていうのは想像してなかったけど、でも万が一を考えて用意しといた。 (わぁ、これからなんだ) まだちゃんとしたエッチじゃないのに、もう2回も出してしまっている。 気持ちいいんだからしょうがない。 でも、これからちゃんと繋がったら…もっと気持ちくなれるのかな? 「……っ、」 期待と幸福感で、まだ挿れられてもないのにお腹がキュンとする感覚がする。 「イロハ」 「カズマ……」 「っ、はは、お前にそんな目で見られる日が来るとはな。ちょっと待ってろ」 (? どんな目かな…) 「早くほしいって顔に書いてある」 「っ!!」 クスクス笑ながらおれを見下ろしたカズマの指が、秘部に触れた。 「んっ……」 初めての感覚に、目の前の首へギュッと抱きつく。 「大丈夫か?」 「ん、大丈夫…っ」 一本だけ、指が入ってるのが分かる。 おれの様子を見ながら少しずつ…少しずつ中に入ってきて。 (指…カズマの指だ……) 長くて綺麗なあの指が、今ぼくの中に埋められてる。 その事実が、どうしようもなく嬉しい。 「はぁ…カズマぁ…」 「よしよし、あんまり締め付けるな。力抜け」 苦笑気味に笑われ、髪をクシャッと撫でられた。 違和感? 無いと言ったら嘘になるけど、それよりも快感の方が勝ってる。 寧ろ、もう気持ちがよくて… 「カ、ズマ、もっとぉ……っ」 「ん」 指のひらで大事にナカを撫でてくれてる感覚に、震えが止まらない。 グニグニと確認されながら、またもう一本指が入れられた。 「はぁぅ…ん、んぁ」 (ど、しよぉ……) カズマの指が、二本もおれのナカにいる。 嬉しい…嬉しい…うれし、 「あぁぁっ!?」 「ここか」 触られたその1箇所だけ、凄い電流が走る。 (そっか…これが) 「前立腺ってやつだな。お前のはココだ」 「んぁ、ぁ、あぁ」 すご、なにこれ、凄い。 本当に、頭おかしくなり、そ…… これまでとは違う、脳にダイレクトに響く感じ。 前立腺は気持ちいって聞いてたけど、まさかここまでなんて… 「あぁ、ぁ、カズマっ」 「もう一本増やすからな。これで最後だ」 「んっ!」 ツプリと三本目の指が入ってきて、一気にバラバラに動き始めた。 「ひぁぁ、ぁ、あぁ」 (だめ、それだめぇ……っ) 気持ちよすぎてキュンキュンする。 時々前立腺を掠められ、その度にビクッとなってしまう。 「初めては中々後ろで感じれないのに、もう気持ちよさそうだな」 「ぁ、きもちぃ、よぉ…!」 さっき出したのに、またどんどん熱が溜まる。 自分の秘部からローションをグチュグチュ掻き混ぜる音が聞こえて、それにぼーっとしてしまう。 (気持ちぃ…気持ちぃ……) 「はぁ…は…カズマ、もう…っ」 「あぁ」 これだけ解けたらもう大丈夫だろうと、指が出て行く。 そのまま素早く箱からゴムを出して、自身の高ぶってるモノに付けた。 (わ、カズマもさっきイッたばっかりなのにもうあんなになってる…) 「イロハ、前からしてもいいか?」 「ぁ、ぅん、いいよ」 本当なら、初めては後ろからの方が負担が少ない。 でも、おれも前から挿れられたかった。 だって、カズマの顔見ながらのがいいもん。 カズマも同じ気持ちなのかな? だったら嬉しいな。 足を持ち上げられ、固いものがピトリと入り口にあたる感触がする。 「はぁ……っ」 いよいよ…だ…… 「挿れるぞ、イロハ」 「ぅん、きて…きてカズマ…… ーーっぁ、あ、ぁんん……!」

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