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5 ※
「それって、咥えたいってことじゃ……ひっ」
亀頭へチュッと口づけ、なんの躊躇もなく根元まで飲み込まれた。
「いい?」って聞いたくせに、結局自分から。なんだそれは。
…けど、確かにひとこと言われたからさっきみたいに驚くことはない。多少びくついても予想の範疇。
と、いうか。
「あ…ぁ、はぁ、んっ」
いやらしく舐められたり、吸われたり。
的確に気持ちいところを狙いながら頬張られる。
わざと音を立ててるのか、ジュブジュブという唾液音がいたたまれなくて体温もカァッと上がっていく。
そんな大きな音でしゃぶられてるなんて、やだ。
恥ずかしくて気持ちよくてどうにかなりそう。
「ん、ほら元通り勃ち上がったよ。
さっきから出せなくて辛かったね。健気に震えて……もう出してもいいからね」
「ひあっ!」
チュパッと離されたソコを、再度咥えられる。
今度はもっと激しく。射精を促すような動きに、目がチカチカして足がピンと伸びる。
「あ、ぁ、ぁ、あつ、い……っあぁ!?」
尿道へグリッと舌を入れられ、思わず仰け反った。
大きな快感が一気にきてビクンと震える。
「わ、いっぱい先走り出てきた。嬉しいな。
イッちゃいそう?」
溢れたものを全て吸い上げながら、先生がより強く口を動かしていく。
だめだ、もう限界で迎える。溜め込んだモノが出ていく。
出したかった、早く解放されたかった、なのに…
(ゃ、だ、こわ……っ)
怖い。こんな感覚初めてで、この快感を超えるのが怖い。
これを超えたらどうなるの? 僕はまた過呼吸になる? 心臓はちゃんと落ち着いてくれる? 手や足の感覚は元通りになる? 体はーー
「大丈夫」
温かい手が、シーツを握りしめる僕の手を掴んだ。
「安心して。
僕がいるんだから、もう過呼吸にはならないよ」
「ん…ぁ、でも……っ」
「うん、ちょっと不安だね。
それなら0になったらイこうか。5からカウントしていくから、0になったときに出してみて。
大丈夫、ゆっくりカウントするから。ね?」
「っ、は、ぃ……」
「よし。じゃあいくよ。ーー5」
僕のモノを飲み込みながら、器用に話す先生。
両手を僕の手や腰に添え、カウントと共にポンッと優しく叩いてくる。
(ぁ、これ……っ)
不思議だ。
さっきまで怖さで我慢していた熱が、迫り上がってる。
グッグッと少しずつ。先生の口の動きに合わせて。
「ぁ、あぁぁっ、う」
「4」
「はっ、せん、せぇ…っ」
「3」
「ひぅ!ぁ、ぁ、あっ!」
「2」
カウントと共に、ガクガク震えが止まらなくなる体。
貯めきった熱がもう今にも飛び出してしまいそう。
気づけば、知らず知らずに腰を浮かせ自ら先生の口に押し当てていて。
「1」
「あ、せんせっ!」
汗と涙でぐちゃぐちゃになった僕を深い笑みで見つめながら、ジュルッ!と一気に吸い上げるよう動いた先生に、声が出なくて
「0」
「ひ、ぁ、〜〜〜〜っ!!」
ビュクビュクビュク!と弾ける熱を、熱い口内へ思いっきり打ちつけた。
「はぁ……っ、は…は……」
吐き出したモノを一滴も残さず吸い取った先生に、再び抱きしめられる。
ひとりでするのとは全然違う射精に、しばらく体のびくつきが治らなくて、息もきつくて。
けど先生の呼吸へ合わせるうちに、ようやく落ち着いてきた。
(す、ご……)
身体中が重い。イクってこんなに体力使うのか。
出したかった熱がようやく出せて、ほぉ…っと体の力が抜けていく。
やっと終わった…最後までしなくても長く感じた。この人の変態からも解放された。
ちょっと、休憩……
「んっ」
股間に、ヌルリとした感触。
「ハルちゃんもっかいだけしよう?
今度は僕と一緒にイッてほしいな」
「は……もう、体力ないんですが」
「何もしなくていいよ。僕が全部するから。
また気持ちくなって」
「や、ちょっ、ゃだって」
「次は我慢させないから。
僕ももうイキそうだし、すぐ終わるよ、ね?
ハルちゃんのモノ握るね」
「あっ!」
ぎゅっとまた掴まれる。
ヌルヌルした熱いモノと一緒だ。これって、先生の……?
「ひゃぅ、ぅ、ぁ、あ!」
先生の先走りのおかげで滑りよく動かされる手。
出しきって萎んだ僕のはまた一気に立ち上がって、気持ちよさに震えて。
(はや、ぃ!)
早い。さっきとは比べものにならないくらい早く熱が溜まっていく。
こんなのすぐだめになる。イッちゃう。
「っ、は、ハルちゃんイきそう?
いいよ。次はせーのでイこうか」
すぐ目の前で、熱い息を吐きながら言う先生。
汗が伝っていて、どこまでも甘くとろけた瞳は僕を食べたそうにギラついていて、想像以上にエロくて……
「あ、もぅっ!」
「クスッ、かわいい。いくよ?
せーのっ」
「ぅ、あぁぁ!ぁ!ぁ……っ!」
「ーーっ、く!」
先生の手に吐き出したモノは、さっきよりも少ない。
けどこれまでずっと我慢してた先生の射精は長くて、量も多くて。
「ぁ……あ…つ……」
僕の腹や胸・顔にまで飛び散り、その熱さに思わず喘いで
そのまま、パタリと意識を飛ばしたーー
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