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第24話

「そんなわけないでしょう。本当は発情期以外も典生様を抱きたくて仕方がなかった。でもガーディアンは治療以外の目的でみだりに主人に触れてはなりません。契約が終わったら、いつでも触れる権利を俺にくれませんか」 「待って! その権利は俺がもらう」  臣から典生を引き離した芹だが、邪魔をする方も必死だ。はなせ、やめろ、と押し問答を繰り返す二人の姿は、やはり子供のようでおかしかった。典生が答える隙もないまま、臣と芹が正面に向き直る。 「典生様、卒業までの半年間、私たちに挽回のチャンスをください」 「誰を恋人にするかその時までじっくり考えて。ベータだけど一生守るって誓うから、番なんて考え直して、俺を選んでね」  左右から両の手を強く握られ、典生の頬が真っ赤に染まった。数時間前までは見捨てられたと思っていたのに、まるで世界がひっくり返ったみたいに、予想外の告白を受けている。  卒業までの半年間、委ねられた答えをどう捻り出すか、二つの美貌を前に、頭を抱える典生だった。 【おわり】

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